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平成22年第2回定例会(第3号) 名簿 開催日: 2010-06-10
平成22年第2回定例会(第3号) 本文 開催日: 2010-06-10

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  1. 白井市議会 2010-06-10
    平成22年第2回定例会(第3号) 本文 開催日: 2010-06-10


    取得元: 白井市議会公式サイト
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    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                午前 10時00分  開 議 ◯長野紘一議長 皆さん、おはようございます。本日はご苦労さまです。  ただいまの出席議員は20名でございます。  これから本日の会議を開きます。   ─────────────────────────────────────────      ○議事日程について 2 ◯長野紘一議長 本日の議事日程は、お手元に配付の日程表のとおりです。   ─────────────────────────────────────────      ○一般質問について 3 ◯長野紘一議長 これから日程に入ります。  日程第1、一般質問を行います。  順番に発言を許します。  12番、柴田圭子議員。 4 ◯柴田圭子議員 おはようございます。12番の柴田です。市民自治ネットワークです。  通告に従いまして、2項目の質問をさせていただきます。  まず1項目めが、北総線値下げの問題についてでございます。  今朝もいろいろ新聞に、何か昨日の県議会の様子で、新聞記事にいろいろなっているようですけれども。 5 ◯長野紘一議長 柴田議員、ちょっと今お待ちください。  追加をいたします。なお、柴田議員から一般質問に当たり、資料の使用許可の申し出がありましたので、それを許可しましたのであらかじめご了承願います。  じゃあ、どうぞ。資料を配ります。
                  [資料配付] 6 ◯長野紘一議長 配付漏れはありませんか。               [「なし」と言う者あり] 7 ◯長野紘一議長 それでは、一般質問を行います。  柴田圭子議員。 8 ◯柴田圭子議員 では、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。  最初が、北総線値下げの問題についてです。  今朝ほどいろいろな新聞に昨日の県議会の様子が書かれております。白井市議会が可決、補正に応じなければというようなことも出ておりますけれども、3月以降、3月の予算が修正可決されて以降、市のほうがいろいろな発行物を出したり、説明会をしたりしております。  そのことについてまずお尋ねをしようと思います。1問めが、運賃問題について市の発行する広報や自治会回覧ルートに乗せて全戸配布したチラシについて伺います。 9 ◯長野紘一議長 横山市長。 10 ◯横山久雅子市長 運賃問題に関する広報等についてお答えをいたします。  市では、北総線の運賃問題については、さまざまな意見が提出される中で、市から直接の情報提供が少ない、また、内容がわかりにくいなどの意見も多くいただいていることから、北総線運賃値下げにかかわる合意内容や経緯等について、「広報しろい」やチラシを市民に配付し、市の考えを伝え、市民の理解を求めたものです。 11 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 12 ◯柴田圭子議員 内容がわかりにくいなどの説明を求められたから広報に載せたということですけれども、それをするのであれば、議決の前に十分に理解を求めるためにするべきことだったんではないでしょうか。そこの考えを伺います。 13 ◯長野紘一議長 横山市長。 14 ◯横山久雅子市長 市では、昨年の11月の合意前にも何回となくホームページのほうに考え方、合意を受け入れますというようなタイトルで市民の方々には広報しているところでございます。ただ、3月の議会が終わってから、市としてはこの合意については何としても履行することを考えておりましたし、さまざまな議員の方からも情報チラシが市民の間に配布をされていたことから、市としては市民の方々に正しい情報を伝えて、理解をしていただきたいと考えたわけでございます。 15 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 16 ◯柴田圭子議員 その考え方なんですけれども、今市の執行部のほうがやっていることは、要は、議会が議決をしたから値下げができなくなるという文章ですよね。これは、予算が修正可決された後に、その可決された内容が不満であるから、議決後に説明会を何度となく開催したり、それから、広報とか自治会の回覧を使って、議決を覆すべく、これまでにずっとやってきているわけですね。  こういうことは今までに執行部としてやったことはあるんですか。 17 ◯長野紘一議長 伊藤総務部長。 18 ◯伊藤道行総務部長 お答えさせていただきます。  これは記憶の範囲内でお答えさせていただきますが、かかる今回のような市民生活に直接かかわるような件で議会の修正を受けたこと自体が私の記憶の中にございません。  以上でございます。 19 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 20 ◯柴田圭子議員 それは違いますね。補正予算修正をしたことはありますよ、削除の。それは決して理由にも何もなっていないなと思うんですね。これ議会制民主主義ということについて、じゃあ、どのようにお考えになっているのか、市長のお考えを伺います。 21 ◯長野紘一議長 横山市長。 22 ◯横山久雅子市長 今回の3月議会での修正予算の可決ということを受けての議会制民主主義をどう考えるかということだというふうに質問を捉えてお答えを申し上げたいというふうに思います。  議会と執行部は二元代表制のもとに市政全般に対して運営をしていくわけでございますけれども、執行部としては、市としては、私の考えていることですので、私としては、議会の判断というのは尊重していくつもりでございます。  ただ、今回に関しては、修正可決をしたそのいろいろな理由をお聞きしているわけですけれども、その理由の中にやはり誤解もあるのではないか。それから、市民生活にかかわる重大な案件を含んでいる議決であったということで、まずは市民の方々に正しい情報を伝え、そして、認識をしていただくことが大事ではないかというふうに考えまして、今回の一連の広報をさせていただいたということがあります。  そして、その先には、当然今回6月議会に再提案をしているわけでございますけれども、再提案することは、執行部としては、議会制民主主義の中で認められていることとして、それに向けてまずは市民の理解を求めるという活動をしたということでございます。 23 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 24 ◯柴田圭子議員 説明が足りないからまず市民の方にとおっしゃいましたけれども、議決をするのは議会ですよね。3月以降、議会に理解を求めていきますという文章とかを見ますけれども、議会に対して何か説明をされたことはありますか。1回説明していただきたいと全協のほうにお招きしたら、諸般の事情で来られなかったことがありましたね。そういう説明をする場が与えられるのであれば、もう進んで出てくるのがほんとうだと思うんですけれども、市民に対して一方的に説明会をするだけで、はい、これでご理解くださいというのはないと思いますけれども、そこの考えについて伺います。 25 ◯長野紘一議長 横山市長。 26 ◯横山久雅子市長 今の柴田議員の質問は、言葉のやり取りになってしまう恐れがありますけれども、私が全協に出席要請を求められたのは5月24日の臨時議会に議案を提案しないことについての説明を求められたということでございまして、市としては提案しない議案に対して、なぜ提案しないのかという説明をする必要はないというところでございます。 27 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 28 ◯柴田圭子議員 新聞記事にも5月24日に出るぞというような記事まで出ているわけですよね。それで、みんな出てくるんだろうと思ったから説明の場を求めたわけで、出さなかったら出さないでも、今現状どういう状況なのか、経過の説明なり何なり、使用と思えばいくらでもできるはずで、議会に対して理解を求めるという言葉とやっていることが全くマッチしていません。  あと、地方自治法に第138条の2というのがあります。ここには、予算その他の議会の議決に基づく事務及び法令、規則、その他の規定に基づく当該普通地方公共団体の事務を執行機関として自らの判断と責任において誠実に管理し及び執行する義務を負うというのがあります。もう予算は修正可決されて、再議にも付さなかったわけですから、その予算を認めたわけですよね。再議に付す暇がなかったというのが裏の事情としてあるでしょうけれども、それはそちらの政治判断のミスで、予算に通学定期代を盛り込んでいなかったという話で、再議をかける暇がなく、その修正されて可決した予算がもう執行され始めているわけですよ。それについて、議会が議決をしたものについて執行していく責任を負うはずの執行部が、一方的な説明会など、チラシを配るなど、そういうすごく偏った情宣をしている、正しい情報じゃなくて、偏った情報、それは後で申し上げますけれども、ということについてはどのようにお考えですか。 29 ◯長野紘一議長 暫時休憩をいたします。                午前 10時13分  休 憩   ─────────────────────────────────────────                午前 10時14分  再 開 30 ◯横山久雅子市長 ……そして、市民への広報につきましては、市民に対しては正しい情報を市のほうから提供することが何としても必要だと考えて行ったということを私のほうから申し上げます。 31 ◯長野紘一議長 傍聴席、時計を。  質問を続けてください。  伊藤総務部長。 32 ◯伊藤道行総務部長 ご質問の中には、再議に付さなかったというようなことでのお尋ねも含んでいたかということで、お答えさせていただきます。  3月29日に修正議決されました平成22年度予算を再議に付した場合、その議案につきましては全く存在しなかったことと同様の状態になりまして、議決の効果は停止されることになります。したがいまして、4月1日以降のその他の予算を停止することは、日常生活、市民の生活に大きく影響を与えることと判断をしたことから、再議という選択はいたしませんでした。そして、今回改めて補正予算として再提案させていただいているものでございます。 33 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 34 ◯柴田圭子議員 本予算までなくなったことになるので、その危険は避けたいという説明だと思いますけれども、そもそも通学定期助成というのは値下げの中で大きなウエートを占めていると市長自ら言っているんですから、当初予算に盛り込まなかったほうが逆に問われるわけですよね。こちらサイドの落ち度ではなく、執行部サイドが盛るべきものを盛らずに出してきて、そこが修正されてしまったんですから、それを理由にして再議付さなかったとか、そういうのは、それはちょっとほんとうに言い訳に過ぎないと私は思います。  それは水掛け論になりますので、次に行きます。  何がおかしいんでしょうか、まじめにやってください。 35 ◯長野紘一議長 質問を続けてください。 36 ◯柴田圭子議員 チラシについて、内容について入りたいと思います。  このチラシでございますね。これが各戸配付をされたものですけれども、これはどういうことなんでしょうか。「市がお金を出さないとどうなる。合意が白紙になり、値下げがなくなります」これはどういうことなんでしょうか。値下げがなくなると、どこの情報で、どういうふうにこれがここに載ることになったんでしょうか。お答え願います。 37 ◯長野紘一議長 横山市長。 38 ◯横山久雅子市長 ここに書いてあるとおりでございます。合意によって7月17日から北総線の運賃は値下げをされるわけです。しかし、白井市は予算化ができておりませんので、このまま予算化ができない状況が続けば、一旦値下げが実施された運賃が元に戻るという、合意が破棄される、白紙になるという考えで書いております。 39 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 40 ◯柴田圭子議員 これだとそういうふうには読み取れないですよね。値下げが全く1年間なくなってしまうんだというふうに読み取れます。それで、中身をよく読むとそういうようなことが書いてあるんですよね。ぱっと目につくところで、値下げがなくなります。そういう書き方はいかがなものかと思います。これは正確じゃないですよね。だから、この正確じゃない表現というのは、私は正すべきだと思います。  それから、次は、「まずは5%、最初の一歩だ」というような表現がたくさんありますけれども、そこについて、昨日も随分おっしゃっておられたので、じゃあ、値下げの第一歩で、それから先のことは何か決まっているんでしょうか。お答え願います。 41 ◯長野紘一議長 横山市長。 42 ◯横山久雅子市長 今のご質問でございますけれども、このチラシに書いてあるとおり、今回の5%弱の値下げで満足せずに、さらなる値下げの交渉をしていくつもりであるということを書いております。次があるのかということでございますけれども、今決定している値下げというのが合意に基づく値下げのことしか実態としてはございません。そのことは私たち全員が理解をしなくてはいけないことだというふうに考えております。  そして、先ほどやはりチラシはうそなのだということでしたけれども、そこに書いてある文言は私のほうで読んでみますけれども、「鉄道事業者はいずれ今の金額に戻す可能性があります」と書いてありまして、全くうそを書いてあるチラシではありません。 43 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 44 ◯柴田圭子議員 目を引くところにそういう値下げがなくなりますと断定するのはいかがなものですかというご指摘です。  それから、そこについて、要は、市長を含む、いろいろなチラシが出ていると言いますけれども、平たく言えば、市長のやったことには黙って従えと、合意したんだから黙って従えと、そうでなければ社会的な信用を失うということを言っているように思いますけれども、議会というのは独立した意思を持っていて、可決する権利もあれば否決する権利もある、それが二元代表制でしょう。今市長がやっていることは、その二元代表制を真っ向から否定しているということになると思います。そこについてはどのようにお考えですか。 45 ◯長野紘一議長 横山市長。 46 ◯横山久雅子市長 二元代表制の中で、議会の議決というのは大変重いものがあります。そのために今回北総運賃値下げに向けた合意を交わし、この合意は長い時間をかけた交渉の結果、沿線6市、県、そして、鉄道事業者がやっとのところでたどりついた合意でございますけれども、その合意が履行できない状況が今白井市の中では続いているということでございます。 47 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 48 ◯柴田圭子議員 それでは、思い起こしますと、白井市議会が12月議会の一番最初に、ちょっと待てという決議をしたわけですよね。その2日後に市長はそれを無視して調印したわけです。だから、市長はそうしていいという権限はあるんでしょう。でも、だからといってそれでいいということにはならない。予算を伴うのですから、なおのことですよね。だから、予算の議決前にこういうことをして、議会に理解を求める、市民に説明をするという、こういう行動があるのならともかく、独断で市長が行ったサインについて、議会が追従すべきことでもないし、それから、信頼だとか未来の損失があるとかいうようなことまで、それで、あくまでも議会制民主主義を否定するということであると私は思います。  それと、もう執行が始まっていて、議会が10人が否決したからという非難キャンペーンを展開しているわけですけれども、これ市長が個人で自分のチラシをつくってまくならともかく、執行機関が、公平であるべき執行機関がそのようなアジテーションというんでしょうか、要は、人の心の不安を煽り立てるような内容の文言で、こういう広報を使ったり、それから、何か各戸配付のチラシをしたり、こういうことというのはどうなんでしょうか。執行機関というのは公平、公立に事務を執行する立場にあるものですよ。それが議決の後に、たとえ1票差であり、議決は議決です。そのことについてこのようなことをするというのがちょっと不思議ですよね。  例えば、駐輪場問題は、条例が、1年間2,400円というのをこの間3月議会で可決いたしました。あれはそれこそ10対9の1票差でしたよ。でも、私たちはこれは議決で決まったことだからということで、だからどうだということは全然言っていません。それを、そういうわきまえというんでしょうかね、道義的なものというのは何かお感じにならないんでしょうか、お尋ねします。 49 ◯長野紘一議長 横山市長。 50 ◯横山久雅子市長 市の行っているさまざまなことは法律にのっとってできることを行っているわけでございます。二元代表制の中で、市長が議会の議決に反対であれば、私的に自分のチラシでやればいいではないかという、そういうご質問がありましたけれども、一連の市が行っている広報、チラシの発行も含めてですけれども、これは私の個人の考えで行っているわけではありません。二元代表制というのは市長と議員との関係ではなくて、市という執行部と、それから、議会という、2つの関係だと私は考えております。ですから、議会の決定に対して、市として今回の広報の発行をしているわけでございます。 51 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 52 ◯柴田圭子議員 二元代表制というのは、議員も市長も、あまりもう時間を使いたくないんですけれども、それぞれが市民から選ばれている、だからこそ、もういいです、やめます。次に進みます。  3回説明会がありました。資料も出されましたし、市長がいろいろな発言をされています。それに関連して伺います。  2008年に10万7,000余名の署名をいただきました。国交省に届けた。そのときは、市長は事務局だったはずです。この京成並みにというような要望の内容についてはどのように捉えていたんでしょうか。 53 ◯長野紘一議長 横山市長。 54 ◯横山久雅子市長 ご質問にお答えをいたします。  私が北実会、北総線の運賃値下げを実現する会という住民団体の事務局として、成田新高速鉄道の開業が運賃値下げのチャンスと捉え、署名運動を展開したのは、平成19年から20年にかけてです。要望内容をどうするかにつきましては、多くの議論が重ねられておりましたけれども、最終的な文言としては、成田新高速鉄道の運賃認可に際して、北総線の高運賃を引き下げ、京成本線と同一の運賃にしてくださいとなったことと記憶しております。  一連の運動の過程で、鉄道事業に詳しい佐藤信之さんの講演会を催し、線路使用料と増収により15%の値下げは可能という示唆をいただいたことがありました。この15%という数字につきましては、私自身は少ないのではないかと思えた記憶もあり、成田新高速鉄道が走り、乗客が増えれば当然値下げはできるものというふうに、その当時は考えておりました。  その後、市長選挙の前に、住民団体の事務局として署名を集めたのだから、京成運賃並みに値下げをするという公約を持って選挙に臨むべきという内容の公開質問状が北総線成田新高速運賃問題研究会という団体の3人の世話人の名で届いたことがあります。そのことに対しては、北実会の要望内容は多くの議論の末に、住民団体としての総意であること。運賃は国土交通大臣が決定するものであることから、市長の権限の及ばないということから、公約とする範疇にはないことを講演会の中で確認をして、その旨の回答を出しているところです。  以上でございます。 55 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 56 ◯柴田圭子議員 説明会の中では、ここについては理想の値だみたいなことをおっしゃっていたと思うんですね。京成並みにというのは理想的な、要は、署名をとる際に使った文言であるというような言い方をしていたと思います。そこについての確認をお願いします。 57 ◯長野紘一議長 横山市長。 58 ◯横山久雅子市長 先ほど申し上げましたが、北総線の運賃値下げを実現する会の中で、要望内容をどういうふうに言葉として表現するのかということについては議論がいろいろございました。1つは、成田新高速鉄道開業が運賃値下げの最大のチャンスであると、だから、運賃値下げということを求めていく、それから、もう1つは、二重運賃を許さないということを求めていくという、この考えに沿って、どういう文言にするのが要望書の内容として的確であるかという議論をしております。私の手元に議事録がありましたので、私もそれを読んでみましたけれども、そのような議論がされております。そして、最終的には先ほど申し上げたような文言になったということです。値下げの幅につきましては、もちろん京成本線並みということを掲げて署名活動を展開したということでございます。 59 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 60 ◯柴田圭子議員 では、次に進みます。  議会に対する説明については、先ほどちょっと触れたので、もういいです。それよりも、議会に対して提出された資料に、北総鉄道を訪問して、それが県議会でも報告となっている状況にあります。社長以下に面会しているのが13日ですね。社長のほうが、政治生命をかけて履行願いたいと言っているわけですよ、最初に。で、市長が政治生命をかけて履行すると、合意は破棄にしないと。で、18日の県の課長と会議があったときの議事録を見ましても、合意は何としても成立させるという、強気の発言をしているわけですね。じゃあ、この政治生命をかけてというのは、どういう意味でのご発言なんですか。 61 ◯長野紘一議長 暫時休憩をいたします。                午前 10時31分  休 憩   ─────────────────────────────────────────                午前 10時32分  再 開 62 ◯長野紘一議長 会議を再開します。  横山市長。 63 ◯横山久雅子市長 私が政治生命をかけてというのは、社長から政治生命をかけてこれを進めてほしいということに対してお答えをしたわけでございまして、その内容につきましては、何としてもこの合意を進めたいということを表現したものでございます。 64 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 65 ◯柴田圭子議員 政治生命をかけてということというのは、そんなつもりとか、そういうもので発言できる内容じゃないと思いますよ。また、民間会社の社長がある1つの市の市長に対して政治生命をかけて履行してくれよなんて言うということ自体私はもうびっくりもので、何ていうか、白井市も見くびられたものだなというか、それで、どういうおつもりだかと聞きますと、どうも一生懸命やりますというつもりの代替の言葉のようですね。でも、政治生命かけるんだったら、市民のために、そんな裏にいっぱいのからくりのある高運賃を認めてしまうような合意などできませんと逆に言うべきだったんじゃないのかなと私は思います。でも、これはもう回答は求めません。  次に行きます。抜本的な改革の第一歩というのがよくあります。これは先ほども少し言ったんですけれども、どういうことを考えてらっしゃるんでしょうか。何か、1駅100円とか、そういうようなのを提案したいとかおっしゃっていましたけれども、何も、確固として5年後どうなっているのかというは何もないわけですよね。じゃあ、抜本的な解決のために第一歩を進んで、第二歩、第三歩があるのかということを、だって、5年後も補助金の投入をしなければ値下げをしませんよという事業者に対して、今確約したがっているのは5年間補助金といてお金を、税金を投入し続けますよという確約を今しようとしているんですよ、5年後も税金よこせと言っている会社に対して。それで、抜本的な改革は何ができるんですか。
    66 ◯長野紘一議長 横山市長。 67 ◯横山久雅子市長 ご質問にお答えをいたします。  説明会において、抜本的な改革についての発言はしておりません。今回の合意は、運賃値下げの小さな第一歩でありまして、今後合意書に基づく利用促進協議会の中で、利用者増や利用者の利便性の向上を進め、さらなる運賃値下げになるものを検討していきたいと考え、お話ししたところでございます。抜本的という言葉は、私自身としては抜本的な改革というのは政治、非常に難しいことでございまして、私自身からその言葉を発言したことはありません。 68 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 69 ◯柴田圭子議員 あまりにいろいろ市から発行物があるので、どこに抜本的があったかちょっと見つからないんですけれども、そういう言葉なり表現なり、桜台センターでの説明会のときだったかもしれないですね、その第一歩なんだからということをおっしゃっていました。  次に、正しい情報を出して議論をしましょうというようなことですけれども、正しい情報ですか。先ほど言ったように、値下げがなくなりますなんて断定してみたり、それこそ今回の合意は値下げの第一歩ですと書いてあるけれども、二歩と三歩が全くないわけでしょう。それは正しい情報になるんでしょうか。  あと、PASMOがね。 70 ◯長野紘一議長 1問1答で願います。 71 ◯柴田圭子議員 いや、正しい情報ということでの例を挙げているんです。今2つ例を挙げました。もう1つは、最初はPASMOが60億円システム変更にかかるから、それにお金がということを言ってらっしゃいました。次に言ったときには数億円になっていました。3回目にお話を聞いたときは1億円になっていました。システム変更にかかるお金です。そういうふうに、発言のたびに言っている金額とかも違っている状況ですよ。正しい情報を出すということは一体どういうことなんでしょうか。 72 ◯長野紘一議長 横山市長。 73 ◯横山久雅子市長 今回の合意に基づきまして、鉄道事業者が7月17日から運賃値下げをするということはほぼ確実、それがないことはないというふうに私は考えております。  そして、それが、もし白井市が公金を出さないということになれば、当然会社としては損金が発生しますので、値上げをせざるを得ない、合意は破棄されたものと解釈されるというのが、それは常識の範囲内ではないでしょうか。そのことを私は5月に北総鉄道に伺ったときに、向こうの社長からも合意が破棄された場合には値上げをせざるを得ないと、その時期はなるべく早くというような言いかたで伺っておりまして、そして、今回のチラシにもそのように書いたわけでございます。  それから、PASMOのシステム改修に幾らかかるのかということについて、私自身が60億円とか数億円とか、そのことを知る由もなくて、ただ、多額なお金がかかるということについては聞いていたことはございます。今回もそのシステム変更というのが、値上げをするにしても値下げをするにしても鉄道事業者にとっては一番の問題であって、年に1回の申請の時期があるというようなことは聞いているところでございます。それが幾らかかるのかということについては、情報を得たことはございません。  以上です。 74 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 75 ◯柴田圭子議員 損害賠償請求をされるかもしれないと説明会で言っていましたけれども、PASMOのことですけれども、これは都営のほうに確認したことですけれども、今度の場合は上限運賃で認可をとったけれども、それでソフトを設置したわけではなくて、4.6%オフの届出で運賃設定したのだから、余計な費用がかかっていることはないということです。  それと、となると、損害賠償請求が発生するかもという、そこの部分、PASMOのシステム変更が理由で損害賠償請求が発生するというようなことは正しい情報じゃないじゃないですか。それから、鉄道の各社は全国に広がっているために、毎年3月にはSuicaの修正が生じ、連動してPASMOの修正も必要になります。したがって、4.6%を撤回するためのソフト修正に特別な費用はかかりません。  それからもう1つ、ソフト改修はすべて各鉄道事業者の負担で、北総、京成に負担させるわけではありません。  新高速の運賃設定に伴うソフト改修については、6カ月前ぐらいから調整しているが、それは同一駅間に2路線あって、運賃が違うため、どちらを使ってきたのかを区別する必要が生じたという、特殊で初めてな事情であったため、普通はこんなことはしませんと。  だから、そういうふうに、特殊で変わった運賃体系であるということを私たちは散々指摘して、だからそれの是正を求めているんです。だから、このおかしな運賃体系を認めた上での5%合意はおかしいでしょうということを私たちは主張してきたわけなんですけれども、じゃあ、その損害賠償のことでお尋ねしますけれども、新聞でもいろいろ書いてありますけれども、損害賠償請求されるかもしれないということについてですけれども、ここも議会軽視の行動のつけが回ってきているんじゃありませんか。予算可決という前提条件で可能となったのが今回の合意です。そこを甘く見たんじゃないですか。予算は可決されるだろうと思ったんじゃないですか。市長が勝手に合意したからといって、議会には議決する権利が、再三言っているようにあるわけですし、可決しなくちゃならないというものじゃありません。強引に判を押すときに、そういうような決議も出されて、10人で言っているわけですから、そこの認識はなかったんでしょうか、お尋ねします。 76 ◯長野紘一議長 横山市長。 77 ◯横山久雅子市長 損害賠償のことについてお答えをしたいと思います。  損害賠償請求がされるかどうかというのは、そのことについて白井市として、白井市のほうから発信をしたことは今までにありません。そのことは、3月議会の修正動議の中で、今回の合意の履行がなければ損害賠償請求ということもあるのではないかという、議員の間での議論の中で出てきたことでございます。そして、昨日の県議会の中で、印西市選出の滝田議員のほうから、損害賠償請求があった場合に、県としてそれを受け入れるのかというような質問がされておりますけれども、そのことについては、市として損害賠償請求というようなことを市民に説明をしながら、この今回の議論を導こうとしたようなことは一切しておりませんので、ここに明らかにしておきたいというふうに思います。 78 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 79 ◯柴田圭子議員 説明会のときに市長が発言しているんです。私は書きとめてありますから。だから、市として誘導するために発言した覚えはないかもしれないけれども、発言はしているんですからね。そこをちゃんとわきまえていただきたいと思います。  それから、公開討論会についてなんですけれども、少なくとも私が知る限り2カ所から申し込みがあったはずです。公開討論会というのは、修正に賛成した10人と、それに対して異を唱えている市という構造であれば私はわかりますけれども、議会の議決としては、今のところはね、これで決まっているんです、たとえ1票差でも、先ほど駐輪場の例を挙げたように。そこに対して異を唱えている市が議会に理解を求めたい、求めたいという発言もし、広報にも書いているのであるから、それこそみんなに理解を求めたいのであれば、みんなの前で公開で討論会をするのが一番いい、それぞれの考えがわかって一番いいんじゃないかと思うんですけれども、説明会だけでこれで事足りた、やることはやったよということになるんでしょうか。そこをお尋ねします。 80 ◯長野紘一議長 横山市長。 81 ◯横山久雅子市長 損害賠償請求について桜台センターでの説明会の中で私が言及したとしたら、それは北総鉄道の企業として損害賠償請求はするというようなことをお聞きしていましたので、企業としてはその可能性があるというような言い方で申し上げたかもしれません。しかし、それは市のほうから、市のほうからそのことを言ったわけではなくて、それは何かの質問に対して、企業としてはやる可能性はありますというような回答をしたということにとどめてあるつもりでございます。  それから、公開討論会の請求が2つあったはずだということですけれども、1つは記憶しておりますが、もう1つについては、正式な請求は来ていないというふうに考えております。  1つ来たのは、月刊千葉ニュータウン新聞発行者の方からの要望でございました。そのことに対しては、市としてはお受けできないとお断りをしておりますけれども、私自身が電話でお断りをいたしましたが、その理由としては、市執行部と議員との議論ということでしたので、正式な議会の場がありますので、それ以外のところでやるということは問題ではないかということ、それから、月刊千葉ニュータウン新聞を発行している編集者は、今回のことで合意に対して反対意見を明確に出している方です。お聞きしましたところ、その方がコーディネーターとしてやるというようなことの企画でございましたので、そういうことは受けられない。公開討論会というのはあくまでも中立な立場でコーディネーターは設定されるべきことであるということ、それらの理由でお断りをしているところでございます。 82 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 83 ◯柴田圭子議員 公開討論会というのは同数出て議論するわけで、司会がそういうふうに進行するかもしれないというんだったら、自ら司会者を指名すればいいじゃないですか。それから、もう1つ聞いていないというのはどういうことなんでしょう。市長の耳に上げずに、執行部の課長とか部長レベルでとめて、何か駐輪場の問題を彷彿としてしましますけれども、とめてしまうんですか。あと、ほかにも口頭での申し入れもあったとか聞いていますけれども、そういうようなことについては、執行部は、何、じゃあ、公開討論会をきちんとして、議論を、説明をきちんと尽くせると思うんだったら受ければいいはずだし、私たちだってそういうふうに言われるんだったら出ていきますよ。そういうことの判断は一体どこでしているんですか。市長は公開討論会の申し入れがあった場合、月刊千葉ニュータウンさんのような、そういうような断りの理由をつけずに、公明正大な司会のもとでやるならオーケーですというふうに受けるつもりはあるんですか。 84 ◯長野紘一議長 横山市長。 85 ◯横山久雅子市長 公開討論会の企画というのは、この合意に反対をしている住民団体が企画をしたものだというようなことで、伝え聞いているところでございます。それは月刊千葉ニュータウン新聞の方からもそのように聞いておりました。そして、公明正大なコーディネーターを指名すればいいではないかということでございましたが、私としてはその申し入れに対しまして、どなたがコーディネーターをされるのですかと、その合意に明確に反対をして、ご自分の編集発行している新聞の中でも説明をされている方がコーディネーターということについては受けられないというふうにお答えを申し上げました。  私も公開討論会を何回か企画したことがございますけれども、コーディネーターを誰にするのかというのは、結構非常に、何ていうんですか、気を使って、中立の立場にある人を選考してきた覚えがございます。  ということで、もう1つ、今市長へのメールで、公開討論会を市が企画してはどうかというような市民のメールがございました。そのことを言われているのでしょうか。そのことでしたら、市としては合意を進める立場にあるので、企画をするということはできないと。その方は、市民がもっと理解をできるようにやってほしいというような思いでメールをいただいておりますけれども、そのことに対してはできないけれども、市としては情報提供をこれからもしていき、議員の方々の理解を求めていくつもりですというお答えを返しております。  以上です。 86 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 87 ◯柴田圭子議員 説明会は限りなくやるんだけれども、公開討論会はできないと。そこの考え方がよくわかりません。そこではっきりするわけでしょう、皆様の前で、どういうふうな考え方の違いがあるか。それが理解を求める一番大きな、一番強力なツールじゃないかと思うんですけれども、これからもやるつもりはなさそうですね。ちょっとその、これからもしね、それこそ月刊千葉ニュータウンの方が司会ですといったときに、それでは受けられないけれども、ほかの中立の司会をじゃあこちらが選びますとか、そういう提案だってあると思うんですけれども、今後についてももう公開討論会というのは一切やらないで、この文章、チラシ、広報とかを使って一方的な主張を繰り返すということを続けるつもりでしょうか。 88 ◯長野紘一議長 横山市長。 89 ◯横山久雅子市長 先ほどから申し上げていますように、私のところに申し出のあった公開討論会の要望につきましては、あくまでもその月刊千葉ニュータウンの編集者がコーディネーターをやりたいという希望のもとでの申し入れでございましたので、お断りをしたということでございます。今後のことについては、予見に基づく質問でございますので、お答えすることはできません。市民の方々には正しい理解をしていただくことを考えておりますので、またこれからもいろいろなことは考えていかなくてはいけないかとは思っております。 90 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 91 ◯柴田圭子議員 私にはそのご回答はとても納得できるものではございませんので、またそれは別途伺うこともあるかもしれません。  最後の北総鉄道の株主総会の対応について伺いたいんですけれども、市の顧問弁護士から木で鼻をくくったような回答が来ています。国が決めたんだから国のあれに従えばいいんじゃないかとか、ほんとうに紋切り調だなと。じゃあ、一体市はどのくらいの資料を提供してきちんと説明をして、意見を求めたのかなと思うんですね。でも、一言、契約が締結された経緯の詳細はわからないが、詳細をおっしゃっていないわけですね、執行部は、わからないなりにも、内容が問題であるというなら、変更交渉をするという経営判断もあり得ると、そういうようなことをわからないながらも言ってくださっています。市のほうは、まず株主です。株主として株主総会で何か発言することを考えておられるんでしょうか。 92 ◯長野紘一議長 横山市長。 93 ◯横山久雅子市長 株主総会の対応ということで通告をいただいておりますので、お答えをいたします。  北総鉄道株式会社の根気株主総会は6月28日に行われるというふうに聞いております。開催日が議会開会中ではありますけれども、ぜひ出席をしたいというふうに考えているところです。 94 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 95 ◯柴田圭子議員 何か発言をされますでしょうか。昨年はすごく市民に寄った、何ですか、とても不便になる、騒音を増やす、値下げはできないでは、到底納得できません。成田新高速の新運賃申請が今年中に行われると聞いているから、運賃値下げ実現に向け一生懸命取り組んでいきますというような発言をされているわけですよね。今年度はまた状況は少しは変わると思いますけれども、不透明は線路使用料の問題など、市長もおかしいと思っているものがあるわけですから、得るべき利益を得ていないとか、それから、役員が兼任している場合などは競業とか利益相反取引規制の内容にもなると。そういうようなところを少し研究して、そこについての発言をきちんとしていただく、あるいは、発言だけではとどまらず、出されている予算に対して反対の意を表明するとか、そこまで踏み込んだことをするおつもりはあるんでしょうか。 96 ◯長野紘一議長 横山市長。 97 ◯横山久雅子市長 何を発言するかということについては、今後の検討課題になってまいります。昨年は成田新高速の運賃申請の前でございました。運賃値下げに向けて交渉を続けている中でございましたので、運賃値下げを強く求める立場からさまざまな発言をしたわけでございます。しかし、回答としては運賃値下げをできる状況にはないと、してほしいならば自治体からお金を出すようにというような回答をいただいた事実がございます。  そして、今回につきましては、合意に基づいて7月17日から値下げが行われるわけでございますので、そのことについては触れるということはないであろうというふうに思います。ただ、安全性のこと、騒音のことにつきましては、自治会の連合会なども大変心配をして、要望書などを鉄道会社に送付している経緯がございます。市としても、そのことに対してきちんと説明をしてほしいという要望書を鉄道会社のほうには出しておりますので、その点については発言をすることになろうかというふうに考えているところです。 98 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 99 ◯柴田圭子議員 支配従属関係とか、今回請願も出されています。それもぜひ傍聴して、どういうことが今現実に起こっているのか、学ばれて、それこそ株主総会での発言とかもそれをもとに練られたらいいのではないかと思います。  では、次の入札制度の改革について伺いたいと思います。今お手元に資料の配付をさせていただきました。10分しかないのでさわりで終わっちゃったらごめんなさい。  昨年度は公園、街路樹の管理委託がスポットライトを浴びたので、その後やはり多分年間で契約しているものがほかの課にもあるだろうと、定期的に、毎年1回必ずやっているというのがあるだろうと思って、建設課に行って出してもらったのがその3つの工事です。  1番目が、砂利道補修委託、これ委託なんですけれども、平成20年から工事に変えたんですね。委託ではなく工事に変えています。ごめんなさい、これ単位は全部円です。それを言うのを忘れました。すみません。あと、2番目が道路維持穴埋め工事、それから、3つ目が交通安全施設の設置工事、この3つなんですね。過去にさかのぼって出してもらって、あと、今年度のももうわかったので入れました。ご覧になるとわかるとおり、100%というのがあります。まず、砂利道の補修委託については平成17年度が100%でした。それから、平成18年度が不調で、3回不調だったんですね。それで、最後にとったところは、一番低い価格を示したところと交渉したんでしょうから、98.68%、ほぼ100%に近い。ところが、平成19年、20年、21年、22年と新しくなるにつれて、すごく落札率が下がってきているなと。指名をしている業者というのは相対的に変わっていないんだけれども、どういうことなのかなと思います。  それから、2番目の道路維持穴埋め工事です。これが一番問題かもしれません。平成17年と平成20年が100%です。そして、平成18年、19年は落札率が同じ、予定価格も同じ、落札額も同じ、だけれども、落札業者が違う。それから、平成22年、今年ですね、今年に入ってからも昨年と全く同じ金額なんですよ。落札率も同じだし、だけれども、とっているところは違う。これ、ここがすごくよくわかりました。  それから、3番目の交通安全施設設置工事、これはおかしいのは、おかしいと言っちゃおかしいんでしょうけれども、平成18年、19年、全部高止まりなんですけれども、すごく高く決まっていますけれども、一番奇妙なのは平成18年と19年で、落札額が全く同じなんですね。落札業者が変わっている。98%、99%なんてなってきますと、もうほとんどほぼ談合の疑いが強いということになると思うんですけれども、この表を踏まえまして答えていただけるところまで答えていただこうと思います。  じゃあ、まず砂利道の補修工事について、平成19年度までは委託としていた。予定価格が公表されていなかったんですね。今回、もう過去のことだから出してくださいというので、出してもらった数字を入れてあるんですけれども、これについて、平成20年度以降は工事扱いとして予定価格も公表されるようになりました。この理由をまずお尋ねします。 100 ◯長野紘一議長 伊藤総務部長。 101 ◯伊藤道行総務部長 砂利道補修工事の予定価格の公表についてお答えいたします。  市では、予定価格の公表につきましては、入札結果等の公表に関する取扱要領に基づきまして、入札により発注した工事について事後公表とし、委託については毎年発注するものが多々あり、次年度の入札において価格類推の恐れがあるとの判断から、非公表としているところでございます。  砂利道補修につきましては、以前は砂利の購入と現地までの運搬を発注範囲としまして、敷きならしは地域の方々にお願いをしていたことがあり、その後、事業者に敷きならしまで行わせることとなった経緯から、これまで委託として扱ってきました。  平成20年度からは、業務の見直しの中で、工事として発注していることから、予定価格を公表することとしたものでございます。  以上でございます。 102 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 103 ◯柴田圭子議員 理由はわかりました。  では、次の単価入札から、この3つ全部を総価入札方式に変えた理由をお願いいたします。 104 ◯長野紘一議長 伊藤総務部長。 105 ◯伊藤道行総務部長 砂利道補修工事を単価入札から総価入札に変更した理由についてお答えいたします。  単価契約の入札契約の方法としまして、平成19年度までは当該単価により入札し、その単価で契約する方法と、単価に市が明示しました実施予定数量を乗じた総価で入札した後、契約時に予定数量で割り返して単価契約する方法とを併用してきました。  平成20年度からは、入札手続きを統一すること、発注物件の規模の大小を見やすいものとし、競争性を発揮しやすいようにすること等の理由から、見直しを行い、すべて単価に市が明示します予定数量を乗じた総価入札とすることとしております。  このことから、砂利道補修工事につきましても、総価入札としたものでございます。  以上でございます。 106 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 107 ◯柴田圭子議員 これについてはわかりました。  財務規則にも、価格の総額について予定価格を定めることができないものにあっては、単価について予定価格を定めることができるとあるので、これを総額のほうに変えたということは、予定価格を総額について定めることができるという判断が行われたのだろうと思います。  では、その砂利道のほうは2社が交互に、今年度だけ違うんですけれども、2社が交互に受けています。それも100%だったり、98%だったり、ここについての見解を伺います。 108 ◯長野紘一議長 伊藤総務部長。 109 ◯伊藤道行総務部長 砂利道補修工事の落札結果についてお答えいたします。  砂利道補修工事にかかわる入札につきましては、議員のほうからも冒頭ご説明がありましたが、平成18年度は最初の入札及び指名業者を全て入れ替えを行った2度目の入札がいずれも不調となり、さらには、単価契約から総価契約に設計を見直しての3度目の入札でも不調となったため、最終的には発注をこれ以上遅らせることができなくなり、業者を入れ替えての見積もり合わせを行ったところでございます。  また、平成20年度は、最低入札額の提示が同額であったものが2社あったことから、抽選により落札者を決定しております。  平成17年度から21年度までの5カ年間は2社が交互に落札している結果となっておりますが、各年度において適正に行われた入札の結果であると考えております。  以上でございます。 110 ◯長野紘一議長 柴田圭子議員。 111 ◯柴田圭子議員 砂利道についてはすごく下がってきていますし、ちょっと変革の兆しがあると思いますので、これはここまでにいたします。  次が、道路維持工事です。これはもう先ほど説明したとおりなんですけれども、端数まで一致しているんですね。平成20年、21年、1,199万5,200円、1,128万9,600円、その何百円まで、ごめんなさい、予定価格と落札価格が端数まで一致しているのが平成20年度です。これはちょっとどういうことなんだろうと思うんですけれども、これ予定価格の漏洩というのが疑われても仕方がない結果が出ちゃっているわけですけれども、ここについての見解を伺います。 112 ◯長野紘一議長 伊藤総務部長。 113 ◯伊藤道行総務部長 通告によりまして、全般にわたってお答えさせていただきますが、道路維持工事の落札率100%の物件についてということでございますが、道路維持工事につきましては、毎年市道におきます安全な交通を確保するため、アスファルト道路に穴が生じた際、その都度穴埋め補修するもので、基本的にアスファルト合材1トンあたりの単価入札であることから、入札額の幅が低く、一定の額の前後に集中する傾向がございます。  平成17年度と20年度の入札結果についてでありますが、平成17年度の入札では、1回目の入札では予定価格に至らず、その場で行われた再度入札で落札が決定しております。  再度入札につきましては、1回目の入札結果を踏まえた入札となるため、結果として予定価格と同額になったものと捉えております。  また、平成20年度については、単価入札から予定数量を乗じた総価入札に切り替えたわけでございますが、工事内容自体が資材費に敷きならし等の作業を含めた比較的簡易なものであり、前年度までの状況と大きく変わるものでないことから、入札の結果として予定価格と同額であったものと捉えております。  これらのことから、適正に行われた入札と考えております。  以上でございます。 114 ◯長野紘一議長 以上で柴田圭子議員一般質問を終わります。  暫時休憩をいたします。  再開は11時20分とします。                午前 11時06分  休 憩   ─────────────────────────────────────────
                   午前 11時20分  再 開 115 ◯長野紘一議長 休憩前に引き続き、会議を再開します。  一般質問を行います。  8番、福井みち子議員。 116 ◯福井みち子議員 市民の声の福井みち子です。2項目について質問をいたします。  まず1項目めは、学校図書館を利用した事業、子供の読書活動の充実について伺います。  2011年度に本格実施される次期学習指導要領では、言語力の育成を基軸として打ち出し、各教科の学習を通じ、記録・説明・批判・論述・討論などの言語を使った活動を充実させる。学習活動を展開するために、児童生徒の主体的意欲的な学習や読書活動を充実させるなどとして、さらなる学校図書館の活用を求めています。  また、平成13年には、子供の読書活動推進に関する法律が制定され、子供読書活動の施策、推進、環境整備について、国や地方の責務が明記されてもいます。  学校図書館を利用した授業と豊かな感性を養う読書活動の充実のために、以下の点について伺います。  まず、学校図書館の現状と充実のための課題ということで、学校図書館を使った授業の年間指導計画について伺います。 117 ◯長野紘一議長 米山教育長。 118 ◯米山一幸教育長 学校図書館を使った授業の年間指導計画についてお答えをいたします。  学校図書館法によりますと、学校図書館は学校の教育課程の展開に寄与するとともに、児童生徒の健全な教養を育成することを目的として設けられた設備と定義されております。  各小学校、中学校とも、教育課程の具現化を図るため、各教科、年間指導計画を作成しております。その中に、調べ学習、発展学習など、図書館を活用する計画が組み込まれ、学校図書館を活用しております。  小学校、中学校とも、教科の特性を生かし、司書教諭がコーディネーターとなり、学校図書館を活用した取り組みをさらに推進していく必要があると考えております。  以上です。 119 ◯長野紘一議長 福井みち子議員。 120 ◯福井みち子議員 そうしますと、白井市の小学校、中学校においては、学校図書館を使った年間指導計画という計画ができているというふうに受けとめてよろしいんですか。 121 ◯長野紘一議長 米山教育長。 122 ◯米山一幸教育長 まず、最初に答弁しましたとおり、各教科年間指導計画を作成すると、これは作成をしております。全てが図書館を活用したものが指導計画の中に書いてあるかというと、その計画書の大きさにもよりまして、全ては書き込めません。図書館を活用した調べ学習等を必要とするものについては、書ける範囲内で書いていると。もっと細かく出せる週案については、その中で学校図書館をこのような形で活用していくということで週案についてはもっと細かく記載をされているところです。  以上です。 123 ◯長野紘一議長 福井みち子議員。 124 ◯福井みち子議員 小学校の学習指導要領の総則の部分に、学校図書館を計画的に利用し、その機の活用を図り、児童に主体的、意欲的な学習活動や読書活動を充実することと規定されているわけですから、その学校図書館を使って、各教科での利用計画というのはあるということですけれども、ここにありますのは調布市の学校図書館の年間指導計画なんですね。これを見ますと、細かく各学年の何月にはどういうことを図書館を使って指導をしていくということが、国語だけではなくて、全ての教科について折り込まれて、計画が立てられています。  私も学校のことにあまり詳しくないものですから、白井の指導のためのこの計画がどのようになっているか実際はわからないんですけれども、この調布市の学校図書館の指導計画が非常によかったものですから、ぜひこういうものを参考にして、白井市でもつくっていただければなというふうに思いますので、これはそれだけ、要望ということにしておきます。  また、白井市では図書指導の先生が新しく、中澤先生ですかね、コーディネーターの先生が入ってくださって、またこれはこれで非常にいい資料をつくってくださっておりますので、こういうものもぜひ充実させていっていただきたいなというふうに希望しておきます。  それでは、2項目めの学校司書、教諭、クラス担任、専任教諭との連携が今どのようになっているかお願いいたします。 125 ◯長野紘一議長 秋谷教育部長。 126 ◯秋谷政巳教育部長 学校司書、司書教諭、クラス担任、教科担任などの連携についてお答えいたします。  小学校では、司書教諭を中心に、図書ボランティアの協力を得るなどして読書活動を推進しています。また、読書活動推進コーディネーターが図書主任会を通して年間の図書館運営のあり方について指導したり、各小学校を訪問し、読書活動を組み入れた授業を行うなど、読書活動の充実を図るため、具体的な取り組みについて、司書教諭やクラス担任に助言を行っています。  中学校では、司書教諭と学校図書館利用指導員が中心となり、学級担任や教科担任と連携を図りながら、図書館運営を活発に行っているところでございます。  小学校、中学校とも、授業等で必要な図書を市の図書館に要請する場合につきましては、司書教諭や学校図書館利用指導員と連携し、利用できるようにしているとともに、市の図書館から毎回図書主任会に出席していただき、学校との連携を図っているところでございます。  以上です。 127 ◯長野紘一議長 福井みち子議員。 128 ◯福井みち子議員 今、学校司書等が連携を図っているということでお話を伺いましたが、今白井市では中学校は司書が配置されていて、小学校は司書教諭さんということになっているかと思います。それでは、各学校は常時開設をしている状態に、学校図書館ですね、開設している状態になっているんでしょうか。私の言う常時開放というのは、かぎをあけているだけではなくて、常時活用できる状態、例えば、人が常にいて、子供たちの読書や学習の相談に乗ってもらえるとか、授業や学習と学校図書館をつなぐ役割を果たしているとか、そういう方の存在というのはどの程度あるものなんですか。 129 ◯長野紘一議長 米山教育長。 130 ◯米山一幸教育長 図書館での利用時間についてのご質問だと思いますが、各学校においては、子供たちが図書を借りに来られる時間、例えば、昼休みであるとか、12時から1時半の間、それと、放課後4時から4時半の間とか、その時間に応じたときに中学校では図書館利用指導員を置くような形での契約の時間配置で考えております。  小学校についは、ボランティアの方、また、読み聞かせの方が来て、必ずその時間に来ていただけているかというと、なかなか小学校では難しい時間もあります。必ずボランティアさんがいるとは限らないと。ただ、図書主任会議でも話がされているように、まず子供たちについては、本を読むという動機づけ、これを例えば全校で実施している朝読の時間、朝読からまた作者を、例えば教科書に出ている作者について、図書館ではこの方が書いている本はここにこうありますよとかということで、POPというんですかね、そういうものを出しているとか、そういうことで子供たちの読書に対する動機づけをしているということで、相談については担任であったり、図書主任であったり、司書教諭が子供たちの相談に応じているという状況になっています。  ただ、子供たちが借りやすい時間については、なるべくボランティアなり司書教諭なりがいられればということで考えております。  以上です。 131 ◯長野紘一議長 福井みち子議員。 132 ◯福井みち子議員 図書館の役割という点からいいますと、今教育長のおっしゃったのは、いわゆる読書センターとしての役割が今図書館で果たされているということですよね。でも、今図書館は情報センターという役割も持たなければならないし、また、子供たちが自分たちで調べたり、考えたりするため、情報収集のためのツールとして、そこを活用しなければならなくなってきているわけですね。そういう点からいうと、今の教育長のおっしゃっただけでは非常に不足がある。これから国や、あるいは、市や住民が求めている学校図書館というものとはやはり少し違いがあるのではないかと思うんですね。  そういう意味で、私は、小学校において、学校の教育司書ですかね、図書館司書ですか、司書教諭さんがいても、その方が担任を担っているとなれば、その司書教諭に学校司書としての役割としての本分のところを果たし切れないのではないかというふうに思うわけですね。そういうことについて市としては今後どう考えるのか。そして、市長はマニフェストにも、全校に司書を配置すると書いております。これについてはどのようにお考えか伺います。 133 ◯長野紘一議長 米山教育長。 134 ◯米山一幸教育長 それでは、図書館の利用について、ちょっと場合分けしてお答えをさせてもらいたいと思います。  今議員がおっしゃった各教科の中での調べ学習については、当然図書館はあいていますし、教員が図書館、パソコンを使って調べ学習をということで、このときについては必ず担任が一緒に図書館へ行ったりしていますので、このときに人がいないということはないんで、各教科における調べ学習での図書館はまず活用されております。これは当然あいているときです。  また、先ほど答弁しましたのは、子供たちが単独で借りるとき、授業中はもちろん借りにいけるわけがないんで、子供たちが借りやすい時間、それと、本市の場合はカードで図書が借りられるようになっていますので、借りやすさを含めて子供たちが借りるときにコーディネーターなり図書ボランティアがいるように心がけているということで、2種類の場合が考えられますので、その2種類については対応をしているところです。  それから、マニフェストについて僕は答える立場ではないんですけれども、確かに各担当課、教育委員会のほうにもマニフェストの中での進捗状況がどうかということで、何ていうんですかね、照会文というんですかね、来ております。ただ、本市の場合は図書コーディネーターを置いて、なおかつ学校の図書主任会議、先ほどお褒めいただいた感動と発見のある学校図書館等をコーディネーターを中心に実施しているということで、さらに図書館利用指導員というよりは、朝読を含めた、子供たちが本を読もうとする動機づけに力を入れていきたいと。なおかつ、子供たちが借りる本については図書ボランティアにお願いをして、借りやすさを学校図書館の中で進めているということで、市長のほうから来た照会文については、ボランティア含めて現在進めているということで回答をしているところです。  以上です。 135 ◯長野紘一議長 福井みち子議員。 136 ◯福井みち子議員 市長は今のご回答をお聞きになって、どのようにお考えになっていて、これからどうするおつもりですか。 137 ◯長野紘一議長 横山市長。 138 ◯横山久雅子市長 私のマニフェストについてのお尋ねにお答えをいたします。  私は自分のマニフェストの中で、任期中に進めることとして、全ての学校に司書を配置するということを掲げているわけです。現在この4年間の任期の中で進めるべきマニフェストについて、企画を出してもらっているところでございますけれども、私は学校図書館の存在というのは子供の学習能力を高める上では非常に大きな要素になっているというふうに考えております。議員が述べられたように、読書センターという存在だけではなくて、情報センターとして、子供たちの情緒の発達とか、それから、疑問をいろいろ抱くというか、学習に対しての意欲というか、それから、さまざまな事象に対しての疑問を自ら持ちながら、その疑問をどうやって解決をしていくのか、そして、公立図書館の使用に至る生涯学習という点についても、非常に大事な学習の要素であろうというふうに考えて、自分のマニフェストをつくっているわけでございます。私は立場としては任期中に実現をしたいという思いがたくさんございます。ただ、現在白井市は大変財政的に厳しい状況にありますので、今後これが実現できるかどうかということについては、担当課と十分話し合いをしていく必要があろうかといふうに考えているところです。 139 ◯長野紘一議長 福井みち子議員。 140 ◯福井みち子議員 市長からは積極的に司書配置をしていきたいというお答えをいただきましたので、図書館雑誌の2009年2月号というのを読みますと、この学校図書館ということが特集記事になっていたんですね。「子供への生活圏の中で最も身近な読書環境である学校図書館、その出会いは1人の人の初めての図書館体験となることも多く、その後の生涯にわたる図書館への信頼感の基盤をつくる、各界から高い関心と期待が寄せられ、語られながらも、同時におのおのの描く図書館像はこれほど落差がある感はない。そのことはそのまま現実の格差となってあらわれている。かぎのかかった書庫からメディアスペシャリストとして事業をつくり、積極的にかかわる専任職員の感まで、時代以上に地域によるその差は激しい」と、こういうふうに冒頭に書かれています。  私はこれを読んで、やはり学校図書館には人を置き、そして、学校図書館をさらに充実させる。これが次世代へのせめてもの一番大きな使命であるというふうに言っているのだと受けとめました。  ぜひ、図書館司書配置ということについてお考えをいただきたいというふうに思います。  次には、学校図書館標準の達成についてお伺いします。 141 ◯長野紘一議長 秋谷教育部長。 142 ◯秋谷政巳教育部長 学校図書館の図書標準の達成についてお答えさせていただきます。  学校図書館図書標準の達成につきましては、14校中10校で国の基準を超えております。残り4校につきましても、図書購入の予算を重点配分いたしまして、早期に達成するように現在努めているところでございます。 143 ◯長野紘一議長 福井みち子議員。 144 ◯福井みち子議員 私もそれについては資料をいただいておりますので、わかっておりますけれども、それと、私が今回質問するに当たっては、各学校に蔵書の構成調査をしていただきました。それを見ますと、小学校では50から60%、中学校では40%が文学や絵本の9類なんですね。そして、こういうことだというと、やはり調べ学習ということに力を入れようとすると、到底耐えられないということです。例えば、調べ学習ですとゼロ類の総記の百科事典とか年間がそろっていることが求められますし、3類、4類の社会科学や自然科学、7類の芸術、体育などをそろえることで、調べ学習の質が向上すると考えますが、この書籍の蔵書の構成について、教育委員会としては何か検討がされているんでしょうか。 145 ◯長野紘一議長 米山教育長。 146 ◯米山一幸教育長 各学校の蔵書につきましては、正直なところ各学校のオーダーに応じて教育委員会で予算の範囲内で配分をしているというのが現状であります。今部長が答えましたとおり、国の基準を下回っている学校については、予算配分を多くするということで、基本的には図書主任、司書教諭、図書館利用指導員の打ち合わせ会議の結果で図書は購入していると。  では、100%すべて学校図書館で満足できない場合、どうするのかということで、市立の学校図書館との連携をもって、市立の図書館の図書資料を各学校へ配送しているというような形になっております。  したがいまして、現状では、学校のオーダーに応じた予算範囲内での購入ということになっております。  以上です。 147 ◯長野紘一議長 福井みち子議員。 148 ◯福井みち子議員 つまり、蔵書の構成については学校任せということになっているということです。先ほども言いましたように、新学習指導要領によって学校図書館の役割が、読書センターだけではなくて、いわゆる情報センター、そして、調べ学習や子供たちの情報収集力、それから、自ら考え、決定する力をつけるための支援が求められていることになりましたから、やはりそういう点で言えば、これまでの学校図書館が本を読むところであったり、本を借りるところ、癒しの場というだけではやはり足りないのではないかというふうに思うわけです。ですから、やはり各学校に任せるといっても、教育委員会として少し蔵書の構成について検討していただいて、どうあるべきかというところを考えていただきたいと思うんですね。  というのは、何て言うか、この学校図書館の図書標準についてもいろいろな考え方があって、メディア蔵書とかというんですかね、いうような新しい考え方があって、学校図書館の充実のためにはいろいろな必要性、こういうことが必要だということが出てきておりますね、そういうことも考えますと、やはり蔵書の構成というのは非常に大きなポイントになると思うので、ぜひ検討をしていただきたい、教育委員会としての方針を持っていただくようにお願いをいたしたいと思います。  次に、図書ボランティアの活用と育成についてお願いいたします。 149 ◯長野紘一議長 秋谷教育部長。 150 ◯秋谷政巳教育部長 初めに、図書ボランティアの活用についてお答えさせていただきます。  市に登録している図書ボランティアにつきましては、17名がおります。小学校9校中、5校で休み時間に図書室に在駐し、貸し出し業務を行っているような状況にあります。  その他学校は、保護者や地域の方々が、先ほど教育長が言いましたように、読み聞かせや図書まつり等、図書ボランティアとして携わっていただいております。  次に、図書ボランティアの育成という質問があったと思いますが、これについてお答えいたします。  今年度、白井市市民大学校の講座ということで、学校図書館ボランティア育成コースというのを開催しておりますので、この中で小学校図書ボランティアの増員等、資質の向上を図っていきたいと、このように考えております。 151 ◯長野紘一議長 福井みち子議員。 152 ◯福井みち子議員 広報で募集しているのを見ました。前回に社会人学校でボランティア募集をして、養成したときに、読み聞かせと、そして、図書の、何ていうんですかね、修復とか貸し出しとかというところとで、それぞれボランティアに参加した方が、学校の必要なボランティアと、また、やりたいボランティアがマッチしなかったところもあったやに聞いているんですね。  今回の育成に当たっては、私はやはり読み聞かせと図書の整理とかいうことに関しては別、図書の補修、整理とは別な項目立てをきちんとして、学校で必要と認められるところに必要な人がボランティアとして配置されるようにしていただきたいなというふうに思っております。  次は、子供読書活動推進計画について伺います。 153 ◯長野紘一議長 米山教育長。 154 ◯米山一幸教育長 それでは、子供図書活動推進計画についてお答えをいたします。  市では子供図書活動推進計画及び子供の読書活動の推進に関する法律第9条第2項にかかわる計画は策定をしておりません。しかしながら、県が策定いたしました子供の読書活動推進計画の内容については、概ね実施しているというように考えております。  以上です。 155 ◯長野紘一議長 福井みち子議員。 156 ◯福井みち子議員 白井市は作成していないということですよね。全国図書館協議会が2009年5月に実施した市町村アンケートによりますと、計画を持っていない市町村は24.8%、この中に白井市も入っていました。だから、私はやはりこのOECDの国際調査結果で、我が国の子供たちの読解力の向上や考える力が不足しているということが非常に課題だというふうに言われているわけですから、私としてはできるだけ子供たちの格差が、そして、また年々格差が開いてきているというのが現実ではないかと思います。学校図書館の充実が1つの解決策として重視されているわけですけれども、学校において欠くことのできない基礎的な施設としての学校図書館ですので、私としては中長期的な課題をちゃんと盛り込んで、子供の読書推進ということについて計画をしていただきたいとは思いますけれども、以前にその気はないというようなことをおっしゃっておりましたけれども、いかがでしょうか。それを聞いて終わりにいたします。 157 ◯長野紘一議長 米山教育長。 158 ◯米山一幸教育長 今回の計画の策定も含めまして、基本的に法律で定められた努力規定の個別計画をどうするかという考えを持っております。個別計画をそれぞれたくさんつくっていきますと、個別計画をつくるものに対してもいろいろな仕事量も増える。また、それを評価していく、進行を管理するのでもまた時間をとる、人をかけるということになる。それと、また、本市の場合は、基本計画が議決事項になっておりますので、議決事項の基本計画と個別計画をどうやってリンクさせていこうかと。また、各計画の最終期限が変わってしまうということになりますので、法律で言われているような個別計画をそのままつくるのではなくて、市として、例えば小学校ではこういうものをつくろうと。大半については、せっかく県がつくっているんで、県のこの部分についてはやっている、やっていないを塗りつぶして、残った課題だけについては学校、教育委員会双方が理解をして、個別計画をつくるんではなくて、求められているものに応じた形の推進計画をつくっていこうというように考えております。法律上の策定の計画はつくらないというふうに考えております。  以上です。 159 ◯長野紘一議長 福井みち子議員。 160 ◯福井みち子議員 実態としてきちんと実行できればいいわけですけれども、やはり子供の読書推進ということを踏まえて、さらなるご検討お願いして、終わりにいたします。  次は、障害者福祉施策について伺います。  2006年にスタートした障害者自立支援法は身体、知的、精神の3障害を一元化するとともに、実施主体を市町村に一元化し、地域生活支援や就労支援の事業を創設しました。白井市においては、障害者自立支援法が義務づけた障害者福祉計画を2007年3月に障害者福祉プランとして10カ年の計画を策定し、3年ごとに数値目標を掲げた障害者福祉計画、これは既に2期目も中間年となっています。  また、市は今年度、これまで他市の施設に依存してきた障害者の生活支援の場となる障害者支援センターを設置しました。とはいっても、地域で安心して活発に社会参加して暮らし続けるという障害者の願いを実現するには、サービスの質や量、サービス提供の基盤整備など、まだまだ不十分であると考えます。  そこで、今後の障害者支援に関してお伺いをいたします。計画の実施状況と今後の課題について、就労支援についてお伺いをいたします。 161 ◯長野紘一議長 稲葉健康福祉部長。 162 ◯稲葉益雄健康福祉部長 それでは、就労支援の実施状況と今後の課題についてお答えいたします。  就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練を行う就労移行支援については、平成21年度の数値目標5人に対し、利用実績は6人となっております。
     また、雇用関係を結ばず、就労の機会や生産活動の機会が提供され、必要な知識、能力が高まった場合に、就労に向けた支援が提供される就労継続支援B型については、平成21年度の数値目標12人に対し、利用実績は12人となっております。  さらに、就労移行支援サービスを利用し、訓練等を受けて一般企業等へ就職した方は、平成19年度から21年度までそれぞれ1人で、合計で3人となっております。  課題といたしましては、障害者理解の促進、職場実習の場の不足、支援員の配置など、サポート体制が必要と捉えております。  以上です。 163 ◯長野紘一議長 福井みち子議員。 164 ◯福井みち子議員 計画についてはそれぞれ実行されているということですが、計画そのものが、何ていうんですか、今ある人のためにつくられて、それを実施していくというような数値目標が挙げられていますから、当然の結果というふうに思うんですけれども、白井市の障害者福祉プランの中でも、に書いてあるんですが、「就労することは生活していくための糧や生きがいを得るための手段であるだけでなく、社会参加の最たるものの1つであり、自立支援法及び国の基本方針でも特に力を入れて取り組むべき事項と位置づけられている。しかし、白井市は就労支援についてはほとんど未着手の状況である。まず、市役所及び関連機関が率先して障害者雇用を励行することが重要」というふうにこのプランの中に書いてあるんです。  では、障害者の方の就労支援について、白井市はどういう方向を持っているのかをお伺いいたします。 165 ◯長野紘一議長 稲葉健康福祉部長。 166 ◯稲葉益雄健康福祉部長 それでは、お答えをさせていただきます。  まず、就労のための支援施設の関係についてでございますが、現在ですと、法定サービスではありませんが、市内の事業所で生産活動の機会の提供等と併せまして、就労支援を行っている事業所につきましては2カ所ございます。1カ所が精神障害者の関係で、もう1カ所が身体、知的障害者の関係でございます。  そういうことで、2カ所あるわけなんですが、そのうちの1カ所につきましては、2年後の法定サービスに移行する準備のために、市といたしまして補助金を増額するなどしまして、市内の事業所の育成を行っております。  そういうことを現在行っているわけなんですけれども、施設の整備につきましては、当面新たに施設を整備するというよりも、現在ある事業所の支援ですとか、あるいは、見直しを行いながら就労支援を充実させていきたいというふうに考えております。  それから、先ほどお答えいたしました中で、課題として、障害者理解の促進ですとか、職場実習の場の不足ですとか、支援員の配置などのサポート体制が必要ですということで捉えさせていただきました。そういうことの関係でのソフト事業の部分になりますけれども、現在、平成19年11月に設置しました障害者の生活を支えるための福祉、保険、医療、教育、雇用等関係の機関等でのネットワークを構築していくために、地域自立支援協議会というのを設置いたしまして、そこでさまざまな事項につきまして検討をしております。  平成21年度にはここのところに就労支援部会という部会を設置いたしまして、就労関係について主にこの部会で検討を進めていくというようなことで会議を持ち始めているところでございます。  そういうことで、ここの会議、地域自立支援協議会のこの部会を通じまして、障害者の就労支援について検討を始めておりますので、先ほど申し上げましたところの就労支援員の配置等につきましても、この協議会の部会の中でこれから検討を進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 167 ◯長野紘一議長 福井みち子議員。 168 ◯福井みち子議員 地域自立支援協議会が就労支援部会の中で検討するというのはわかっているわけですけれども、そういうことがあったとしても、非常に他市に比べて白井市の就労支援については遅れが目立っているというふうに私には思われます。  自立支援法施行以降、福祉的な就労の場、先ほど言っていたのは福祉的な就労の場なんですけれども、ただ、一般就労を支援する方向づけがされております。特に、知的、精神障害のある人の就労に向けた支援では、まずは1人1人の適合性に合った職場探し、そして、仕事に対する不安を自信に変えていく訓練、さらに、職場定着を図るための支援、この3つの支援がトータルとしてシステム構築できることが重要ではないかと私は思っているんですね。  それについては、今のお話では、まだ協議会のほうに任せているということのようですけれども、それでは、国の施策として、障害者の一般企業への雇用促進する法律が制定されて、法定雇用率が定められていることはここで申し上げることもないんですけれども、しかしながら、厚生労働省の平成21年度調査では56人以上の規模の企業で法定雇用率に達しているところは4割前後です。つまり、障害を持っている人を雇用するよりは、負担金を支払うということで済ませている企業が多いというわけですね。  一方、この白井市はどうかと調べてみますと、白井市役所は法定雇用率の2.1%を十分満たす数字の、平成21年度は2.26%、平成22年度の試算では3.26%になるというようなことを聞いておりますけれども、では、白井市役所の中での知的障害者の雇用ということについてはどうお考えか伺います。 169 ◯長野紘一議長 稲葉健康福祉部長。 170 ◯稲葉益雄健康福祉部長 それでは、現時点におきます白井市役所内での障害者の方の雇用率について現在市役所のほうでは2.26%ということですが、この障害を持っている職員の障害の種類につきましては、全て身体的な障害を持っている職員だというふうに捉えております。  今後どうしていくのかというようなご質問であろうかと思いますけれども、このことにつきましては、市のほうの職員を採用するほうの側の考え方もあろうと思いますが、先ほど申し上げました全体的な事項につきましては、地域自立支援協議会のほうでこの課題につきましても検討をしていくことになっておりますので、その辺のところの部分をこちら健康福祉部のほうから見ますと、踏まえながら、市の職員採用の部門に対しまして協議、働きかけをしていきたいというふうに考えております。 171 ◯長野紘一議長 福井みち子議員。 172 ◯福井みち子議員 先ほど私は3つのポイントがあって、その3つをシステム化することが必要だというふうに言いました。その中の1つで、適正、その障害のある人たちを訓練していく場として、千葉県では平成19年6月、チャレンジドオフィスちばを設立して、庁内就労を実現しています。これは、知的障害を持つ人に県庁内において就労の機会を提供することで、就労技術取得を支援し、民間企業へ就労するためのステップアップの場とした取り組みです。  視察をしてまいりましたけれども、担当窓口は採用職員、職員採用ということですから総務課が行っています。そこに健康福祉部と商工労働部が連携をとって体制をとっております。常時知的障害のある人が5人、非常勤職員として雇用されています。業務内容は、文書の集配、給茶機の掃除、それから、コピー、文書の発送ですね、シール張り、それから、パソコン入力というような仕事がありまして、年間を通して途切れることなく仕事があるということです。最長3年間の期限で、非常勤職員として働く間に経験を積み、自信をつけて一般企業に就労を目指しています。これまで4人の方が一般企業に就職し、1人は今実習中ということです。  これと同じような取り組みを佐倉市でも今年1月から始め、これも視察してまいりましたが、知的障害者の方を臨時職員として採用しています。2年間で一般職への就業を目指して訓練と経験を積むということでやっております。  また、我孫子市では平成18年に知的と精神の障害のある人を2人、嘱託職員として採用し、現在1人の方がまだ継続をしているということです。  白井市としても、このような市役所内で障害者の就労モデル事業、そういうことを創設する考えはないのか伺います。 173 ◯長野紘一議長 稲葉健康福祉部長。 174 ◯稲葉益雄健康福祉部長 今議員のほうからチャレンジドオフィスちばの取り組みにつきましてご紹介をいただきましたが、市役所はじめ、民間企業等への職場体験というんでしょうか、一定期間範囲内での職場体験を通じて、その体験から得た能力というんでしょうか、そういうものを踏まえて一般社会に出ていく、そのステップとして市のほうではそういうことを行う予定があるかというようなことでございます。  白井市役所内におきましても、職員の補助的な業務に当たっていただくために、非常勤の職員を雇用しております。そういうことで、その補助する業務の内容と、それから、プラス障害者の方の就労へのステップの場づくりというようなことであるというふうに捉えているところでございます。  その必要性につきましては、先ほどもお答えいたしましたように、この関係につきましても、地域自立支援協議会のほうで課題として捉えておりまして、市役所も含めまして、民間企業等での体験の場の確保もあわせて検討していくことにはなっているわけなんですけれども、そういうことと並行いたしまして、市の職員管理部門のところとも協議をしながら行っていきたいと思います。非常に短い期間の部分では、中学生のいろいろな職場体験の受け入れを市のほうで行っているところでございます。  今のお話を伺いますと、3年の期限内で非常勤の職員として体験をしていくということでございますので、そこの部分につきましては、仕事の内容ですとか、そういう部分につきましても、こちら健康福祉部門との協議をしていく中で、できるかどうかということの判断が必要かと思いますので、協議をこれからしていきたいというふうには捉えております。  以上です。 175 ◯長野紘一議長 福井みち子議員。 176 ◯福井みち子議員 次に、先ほど来支援員、サポート員を市としても考えているということでお話がありましたけれども、これもただ例として挙げておきます。  我孫子市では、一般就労に当たって、具体的な支援として保健福祉部にジョブコーチ担当職員を2名配属しております。  そして、また、柏市では、市内の障害者施設にジョブコーチ派遣を委託しております。  そして、印西市は、昨年から障害者就労支援相談員を非常勤職員として採用して、障害者雇用をするように事業者に理解を求め、企業を開拓し、障害者雇用の支援をしています。その方にお話を伺いましたら、白井市の工業団地にも足繁く職場開発にいらっしゃっているそうですし、印西市の商工会には職場体験として何人かの方を受け入れてもらったというようなことをお話しされていました。  このような、障害者の就労のための就労支援相談員、そして、ジョブコーチの養成なども必要だと思いますけれども、多分回答はこれから検討していきますということで、先ほど来同じようにということだろうと思いますので、ここはこういうことがあるということと、こういう必要がある。やはり3点が一体にならないと、1つだけでは駄目なんですね。3点が一体になってはじめて就労支援ということで完結できるんではないかと思いますので、その辺の方向をぜひ検討していただきたいと思います。  今挙げましたのは先進事例として、ほかにもたくさんあるんですけれども、私が見てきたところの先進事例をお話しいたしました。  今年度は、ぜひお願いしたいのは、障害者福祉課だけでなくて、いわゆる総務の人事課を含め、商工課とか、あるいは、ハローワークなどと連携する部署によって庁内横断的な研究会を立ち上げ、当然のことながら地域自立支援協議会、そして、当事者や保護者の方々を含めた方々と同じテーブルについてぜひこの生活就労支援についての施策を考える機会を持っていただきたいと思います。  そして、これまでの課題の整理を行って、白井市として就労支援を早急に検討していただきたいと思いますが、この早急にというところでいかがでしょうか。 177 ◯長野紘一議長 稲葉健康福祉部長。 178 ◯稲葉益雄健康福祉部長 お答えいたします。  今いろいろな市の先進的な取り組みの例をご紹介いただきながら、いかがかということでございますけれども、それぞれの市のこれまでの経過ですとか、そういう積み上げによって現在という姿ができ上がっている部分があろうかと思います。  そういう市に比べまして、白井市の場合にはどうかというところの部分では、この障害者の方々の福祉施策に関しては、先進事例に比べまして遅れているのではないかというようなご指摘かもしれませんが、市のさまざまな施策分野の中ではやはりそういうような分野、分野のところでの凹凸というのは仕方のない部分もあるのではないかと思います。  白井市の場合には、先ほどお話がありましたけれども、直近の部分ではなかなかできませんでした旧南山保育園の施設の改修を行いまして、そこに新たな施設を設置できて、それで稼動することができるようになったというような現時点での状況がございますけれども、早急の、その速さの部分というのはあるかもしれませんが、今いろいろとご提案をいただきましたような事項につきましても、できるところから取り組んでいきたいというふうには考えております。  そういう部分で、先ほどの協議会の設置での検討ですとか、そういうようなことで検討を始めた部分もありまして、なおかつ今年度に至っては、入っていなかった商工会ですとか、そういう雇用の部分での市の業界での分野での委員さんを加えて、それであわせて検討していくような形での改善も図っているところでございますので、早急にこういうようなところでの協議を進めていくこと、それから、それとあわせまして、庁内の各部との協議を進めながら、平行して行っていくようにというようなご提案でございますけれども、そのところの部分で、その速さの部分では、議員が希望している速度とは違うかもしれませんが、取り組んでまいりたいというふうに考えております。  以上です。 179 ◯長野紘一議長 福井みち子議員。 180 ◯福井みち子議員 時間がありませんので、端的にお答えをいただきたいと思います。  日中一時支援事業についてお伺いいたします。 181 ◯長野紘一議長 稲葉健康福祉部長。 182 ◯稲葉益雄健康福祉部長 日中一時支援事業の実施状況と課題についてお答えいたします。  日中一時支援事業につきましては、障害のある人などの日中の活動の場を確保し、その家族の就労支援と一時的な休息や放課後ケアを目的に実施している事業であり、市では市内及び近隣市にある18事業所と委託契約し、提供しており、また、中高生の放課後対策事業として1カ所に運営費補助を行っております。  実施状況につきましては、平成21年度の利用見込み者数27人に対し、利用実績は36人となっており、延べ2,995日の利用となっております。  日中一時支援事業につきましては、市内に小学生までの児童の受け入れを行う事業所がないことを課題として捉えております。 183 ◯長野紘一議長 福井みち子議員。 184 ◯福井みち子議員 では、その課題解決のためにはどのような方策をお持ちでしょうか。 185 ◯長野紘一議長 稲葉健康福祉部長。 186 ◯稲葉益雄健康福祉部長 課題解決のための現時点における市の方針ということのご質問になりますが、これにつきましては、先ほどちょっと申し上げました施設、障害者支援センターが障害者支援の核となるセンターであるというふうに市のほうでは捉えております。このセンターの空き教室を利用し、小学生までの方々の日中一時支援について実施できるかどうかの検討を進めていきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 187 ◯長野紘一議長 福井みち子議員。 188 ◯福井みち子議員 非常に前向きなご回答をいただきましてありがとうございます。障害を持つ子供たちの母親たちが働かざるを得ない状況というのは、単身ということが多いんですね。ですから、ぜひそういうところを含めて、また、今後ますます需要が伸びるということは確実なところでございますので、お願いをいたします。  ちょっとグループホームを後にして、最後の質問の乳幼児からのライフステージに沿った支援についてを先にお願いいたします。 189 ◯長野紘一議長 稲葉健康福祉部長。 190 ◯稲葉益雄健康福祉部長 乳幼児からのライフステージに沿った支援の実施状況と課題についてお答えいたします。  障害者計画では、障害の早期発見、療育体制の充実を掲げ、障害のある乳幼児やその保護者が必要な支援を一貫して継続的に受けられるようにするため、療育システムの検討を行うこととしております。  検討状況につきましては、平成18年度から健康課、こども発達センター、学校教育課、社会福祉課の関係課等で検討会を行い、現在まで4回開催しております。  課題といたしましては、ライフステージごとにかかわる機関がそれぞれの障害児により異なることから、各々の関係機関と情報を共有するためには、各関係機関等との合意形成、情報の共有事項や引継ぎ事項の整理、保護者の同意、個人情報の管理、保護の方法等をどのように行うかが課題となっております。  以上です。 191 ◯長野紘一議長 福井みち子議員。 192 ◯福井みち子議員 その課題を解決していただいて、つくられるというのがこのライフサポートファイルではないかと思うんですけれども、このライフサポートファイルがあれば、今言ったような、例えば乳幼児期から幼稚園、小学校、そして、中学校、高校へという間のその子の養育暦というんですか、そういうのが一体的に管理できて、管理というのかな、支援できるわけですし、そして、その情報をそれぞれが共有することによって保護者の方も含めてみんなが、何ていうのかしら、共有して、1つの方向へ向けての支援ができるわけですから、ぜひこのファイルの作成というのを私は進めていただきたいんですね。  何か個人情報の保護の関係が結構ポイントになるというふうなお話しだったんですけれども、今千葉県のほうではこのライフサポートファイルを作成する事業のために、平成22年度、23年度は補助金が出るというふうに聞いているんですね。わずかな額のようですけれども、出ることになっています。そして、このファイルは特段、例えば、かかわる人が持つ必要はなくて、保護者の方が持って、そして、その都度そこへ自分のファイルとして組み込んでいって、そして、必要のある機関に対して今までの成育暦はこうなんだということで示せばいいのではないかと思うんですね。  ですから、その辺の、私は個人情報の保護のために何がどう必要なのかというところの整理が私自身の中ではできていないんですが、大変重要なことですから、しっかりとした取り組みをしてほしいとは思うんですけれども、どうなんでしょうかね。今教育委員会のほうには随分前からこのことについての要望とかがあって、そして、今県のほうでこの事業についての補助金が出るという話があって、あちこちで進めているわけですけれども、これについてどうなんですかね、進め方としてどういうふうにしていこうというふうに考えているのか、ちょっとお聞かせいただければと思います。 193 ◯長野紘一議長 米山教育長。 194 ◯米山一幸教育長 障害者の教育ということでお答えをさせていただきますと、今教育委員会でこのようなファイルの原案を現在持っております。就学指導委員会に上げるこども発達センターからのデータ、それと、教育委員会で個別指導計画というのが学習を含めた計画は障害のある子、また、障害があるんではないかと配慮を要する子供に対して個別指導計画はつくっております。これが個別支援計画になります。これについては、今議員がおっしゃったとおり、本支援計画を持つのは本人(保護者)と関係する学校のみということで、現在のところこのような形で、こども発達センターから小学校、小学校から中学校、中学校から高校ということで、原案を現在持っております。支援計画についてはこの原案を少し関係各課、保健福祉部等と話しして進めていきたいというように思っています。個別支援計画は既に全部できております。  以上です。 195 ◯長野紘一議長 福井みち子議員。 196 ◯福井みち子議員 時間がないので急いで言いますが、その学校教育の場だけではなくて、いわゆる子供が生まれたときから、いつどういう障害があるかというのは、健診ごととか、ですから、私が思っているのは、母子手帳と同じように、生まれたときにすぐ渡して、そこにその子の成育暦をずっとファイルしていくようなシステムをつくる必要があるのではないかと思いますので、その辺の検討をお願いいたします。 197 ◯長野紘一議長 回答ありますか。 198 ◯福井みち子議員 回答をもしいただけるならお願いします。 199 ◯長野紘一議長 稲葉健康福祉部長。 200 ◯稲葉益雄健康福祉部長 それでは、今教育長からお話のあった事項については、教育委員会の関係での、既に取り組んでいるところの部分を申し上げています。  先ほど申し上げましたように、今こちらのほうで検討会を設置しているところでは、教育委員会も含めまして検討を進めているところでございまして、それについては、始めは健康課の乳幼児の関係からずっと教育委員会も含めてということで検討を進めているところでございます。 201 ◯長野紘一議長 以上で福井みち子議員の一般質問を終わります。  暫時休憩します。  再開は13時30分とします。                午後  0時22分  休 憩   ─────────────────────────────────────────                午後  1時30分  再 開 202 ◯長野紘一議長 休憩前に引き続き会議を再開します。  一般質問を行います。  16番、永瀬洋子議員。 203 ◯永瀬洋子議員 永瀬洋子でございます。  では、通告いたしましたように質問をいたします。  1つ、北総線運賃値下げ支援補助金削除修正後の市の対応について。
     3月議会において、一般会計予算案審議のところで、北総線への支援補助金を削除する修正案が可決されました。この新年度になってから、市はこの修正案可決を覆そうとするかのようにさまざまな対策をとっています。これら市の対応については、地方自治法から見ても疑問を感じざるを得ない部分があります。  このことについて市はどのように考えておられるのでしょうか。 204 ◯長野紘一議長 横山市長。 205 ◯横山久雅子市長 市の対応についてお答えをいたします。  3月議会における予算の修正可決につきましては、大変残念に思っております。合意には25%の通学定期券値下げなど、市民生活に大きな影響を与える内容が入っておりまして、これまで市民への説明会や「広報しろい」等による行政からの提供するとともに、市民との意見交換をしてまいりました。  こうしたことを踏まえ、今回再度議会においてご審議いただきたく、地方自治法等からも問題となるようなことはないと考えております。 206 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 207 ◯永瀬洋子議員 この問題につきましては、午前中に柴田圭子議員のほうからいろいろとご質問がありまして、私が申し上げることはもうないぐらいなんですが、今の市長のご答弁を受けて、また質問したいと思います。  今市長は非常に残念だったと、こうおっしゃられて、地方自治法から見ても別におかしなことなしていないと、こんなふうにおっしゃっておられます。  確かにそれはそう言えるのかもしれませんが、これはもうほかの方もおっしゃっていたかと思いますが、この「広報しろい」において、5月1日号、5月15日号、それから、6月1日号、このことについて、この北総線値下げ支援補助金が削除されたことに対して、市としては何としてもこれをやっていくんだというような方向でこういうものがもちろん配られております。それから、ホームページもそうですね。  そして、これは5月の連休の後だったと思うのですが、このA4のチラシの両面に、「みんなの願い、北総運賃値下げ」という「合意がなければ値下げゼロ」と、こう書いたチラシが自治会を通して我が家にもまいりました。  私は、「広報しろい」とホームページを見ているだけでは、確かに市としては市民生活に大きな影響を与える問題ですからそのぐらいのことはするんだろうと、こう思っていたのですが、この自治回覧のチラシを見たときに私は非常に疑問を感じました。  つまり、私たち議会が修正案を出したり、それから、議案を否決することはこれまでもたびたびございましたが、否決後にこのようなしつこいくらいな市の対応については全く初めて見たことですから、一体これは何だと私は思いました。地方自治法においては、今さら市長に申し上げるのは釈迦に説法でございますけれども、議会に議案を提出するのは市長の権限ですが、しかし、議場でそれを判断するのは我々議会の権限とはっきり書いてあるわけですから、それをあたかも残念だからもう1回やってやるわと言わんばかりに後から後からこういうものをすること。もちろん、このほかにも見に懇談会もありましたし、それから、説明会というのもありました。どうもやることが、何かおかしいなと、こう私は思いましたので、今日の質問になったわけです。  先ほど市長は、柴田議員の質問に答えても、何としてでも履行したいと、こうおっしゃっておられました。今も残念だとおっしゃっておられましたから、市長のお考えはよくわかるんですが、しかし、私どもでもこれは言わせていただきたい。つまり、この5%弱合意というのが結ばれたのが11月の末でした。しかし、同じ11月25日、これは12月議会の初日だったのですが、この議会において、その5%合意を拙速にするなという決議案が可決されたんです。ところが、このことについて市長は気にもとめずに、少しお話しがあったとは思いますが、しかし、深まることもなく、そのまま5%合意に署名、押印をしてしまいました。  このことについて市長は何だと思ってらっしゃるんですか。何だと思ってらっしゃるんですかじゃなくて、どうしてそのようになさったのか、ちょっとこれは過去のことなんですが、もう一度お聞きしたいと思います。 208 ◯長野紘一議長 横山市長。 209 ◯横山久雅子市長 11月25日の議会の10対9の決議の可決と、その後の、私がそれにもかかわらず合意に対して調印をしたということに対しての今のご質問でございますけれども、今回の合意の話し合いというのは、長い時間をかけて行ってきた、交渉してきて、最終的に11月30日に合意、調印をしたということでございまして、その過程については、議会の皆様方、議員の皆様方にも説明をさせていただきました。  その合意の内容について、議員それぞれいろいろな意見をお持ちだったということは理解をしております。一番大きな合意に対して慎重にということについて、1つはなぜ今急いでやったのかということでございますけれども、この合意については、時間的に非常にもう最終的な段階に来ておりました。今回も問題になっておりますけれども、運賃の改定というのはすぐにできるようなものではない。今はシステムの関係で非常に時間がかかるという中で、合意の調印をいつまでにということについて、7月にとか、9月にとかずっと言われてきたことでございます。そのことについては議員の皆様方もわかった上で決議をされたのではないでしょうか。つまり、慎重にという決議でございましたけれども、最終段階に入っていて、非常に切羽詰った中での合意、タイムスケジュールの中で慎重にというような決議をされてきたというふうに理解をしております。  そのことが、もう少し考える時間があれば、私としても議会の議決というのは当然尊重しなくてはいけないものでございますけれども、それまでもずっと長い時間をかけて皆様方にも説明をしてきておりましたので、その決議の採択に対して、そのことと、それから、市民に与える影響ということを考えたときに、調印をするという選択をしたわけでございます。 210 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 211 ◯永瀬洋子議員 市長の今のお答えをお聞きしますと、議会には何回も説明をしたし、それから、交渉が既にもう終盤に入っていて、時間もないし、皆さんがちゃんとわかっていて、そういうことを知った上で決議を出したんだろうと、こう考えたとおっしゃるのですが、それは市長のほうの一方的な思い込みであって、やはり議会の多くがまだ解決されていない問題が残っているんだから、もう少し突っ込むところは突っ込まなきゃ駄目じゃないかと、そういうことであの決議を出したわけですね。  ですから、その辺で非常に市長と議会との間に、まずそこに齟齬がありました。  それから、また長い時間をかけて交渉してきたんだからと、こうおっしゃっているんですが、その市長の常日ごろおっしゃっている市民参加、こういうものは全く図られずに来てしまったわけですね。  それで、昨日も神田議員の質問に答えて、5%は不満だったんだけれども、民主党の複数の国会議員に聞いたら、もう時間もないんだから、もう緊急避難として仕方がないよと、こう言われたと。自分自身も通学定期では家計の負担軽減になっているんだから、知事も値下げの第一歩と言っているし、もう値下げは白井市だけではできないからということで、自分も合意に調印したと、こうおっしゃっておられるんですね。  またここで過去のことを言うのは恐縮なんですが、そんなふうにご自分では納得しておられたのに、なぜか年が明けて1月26日に運輸審議会の公聴会にわざわざ出かけて、反対だと、こうおっしゃったのはまことにわからないことなんです。このことについてはもう印西の山崎山洋市長と同じように、不満だけれども、今回仕方なく賛成するよと、こうおっしゃるべきであったと、それも私自身は、印西の市長にしても白井市長にしても、5%合意にやすやすと判こを押した人が行くべきではないと、こう思いましたけれども、少なくとも印西の山崎市長ぐらいの態度が正しいんではないかと、私はこう思いました。  しかし、これについてはもう過ぎたことですから、これはもうこれでよろしゅうございますが、それで、私がまたわからないところがまだたくさんございますので、質問を続けたいと思います。  市長が署名、押印した合意書というのがございますね。もちろんそのコピーは見せていただきました。この合意書というのは地方自治法の上では契約ということになるんですか。そこを教えていただきたいと思います。 212 ◯長野紘一議長 横山市長。 213 ◯横山久雅子市長 地方自治法上の契約ということに、地方自治法の中に契約行為というのがあるかどうか、私は定かではございませんけれども、契約ということではないというふうに思っております。  それから、先ほど公聴会のことが出ましたけれども、私が反対の公述をしたことにつきましては、議員はおわかりのことだと思いますが、上限運賃の申請ということで、現在の北総運賃の体系に沿ったような形で、現在の運賃体系で成田新高速鉄道の運賃申請がされているわけで、私は合意をして、調印をした後の運賃申請なのですから、値下げをした運賃申請にすべきだという考えのもとで反対をしたという行為がございます。そのことは申し上げたいというふうに思います。 214 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 215 ◯永瀬洋子議員 今市長が、私が質問していないこともお答えになりましたので、そのことについて一言。市長が公聴会でおっしゃったそのご意見については、あの当日の終わりに、京成電鉄の花田社長からきちんと反論がされていて、そのことはもう皆さんが既にご承知のことであったということは、それはご存じですね。ちょっと時間がないので、それはそれで急ぎます。  今地方自治法の上では契約があるかどうかわからないというのですが、私もそういわれるとわからないなと、こう思うのですが、少なくともこれは契約ではないということになりますと、市長はそれで納得をして調印はなさったけれども、議会がノーと言ったことは、それがなぜそのように市長が何でもかんでも、何としても履行したいということにつながるのでしょうか。これはよくわからないんです、そこが。この地方自治法の上でといいますのは、なぜかと言いますと、市長の位置というのは地方自治法が定めているわけですから、そういうことで私がお伺いしたわけです。これは契約ではなくて一体これは何なんですか。 216 ◯長野紘一議長 横山市長。 217 ◯横山久雅子市長 合意書の存在というのは何なのかというお尋ねでございまして、その質問が3月10日に行われた県議会の中でもやり取りがあります。ここに書いてあることを読ませていただきますけれども、「県と沿線市村、鉄道事業者の間で取り交わした合意書は、北総鉄道の運賃値下げに向けて当事者間で意思表示が合致したことから、合意した内容を文章化したものです。その中で、合意した部分については、公人として署名捺印されていますので、各人は合意した部分については、内容を重視すべきものであると認識しています」と。これが県議会でのやり取りでございまして、私も合意書の解釈についてはこのように捉えているところでございます。 218 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 219 ◯永瀬洋子議員 3月10日の県議会質問の議事録を読み上げていただいてありがとうございます。しかし、これは3月10日の議事録で、市長が調印なさったのは11月の末ですから、このことを確認なさらないうちに調印をしてしまったわけですね。  それで、その議事録によりますと、当事者たちの意思表示が合致したということらしいんですが、ですから、この当事者たちが意思表示を合致した、それはよくわかります、あの文章から。しかし、私たち議会はそうでなかった。これは当然のことでありますから、そのことについて私は非常にわかりにくいなと思っていたんです。なぜかといいますと、私たちが削除案を可決してから、国会議員とか、それから、県会議員とか、そういう方たちがまるで12人が悪かったかのような書き方をしているので、一体これは何だろうなとほんとうに思いました。  今市長がお読みになったように、3月10日の県議会の議事録ではそういうことになっているわけです。  ですから、これが予算を伴わなければこれはこれでよかったと思うんですが、残念ながら公金を支出するということがついておりましたから、公金を支出するか否かはまさに議会の判断なんです。ですから、私はこのことについてはいろいろなお考えがあるとは思いますが、議会が当事者が意思表示を合致したことであっても、予算の支出というものについてノーと言ったことについては何ら非難されるものではないと私は思っておりますので、それをちょっと今申し上げたかったということが1つあります。  それで、削除が可決されてから大変いろいろなことがありまして、それで、もちろん私も説明会にも行きました。それから、また私が議会報告を書きましたら、ファクス、メール、電話でいろいろな方からご意見が私のところにも来まして、そういうご意見の多くは、こんなふうにおっしゃっているんです。あれは平成20年だったんでしょか、10万人署名で、そのときに今の市長である横山氏が非常に働かれたので、これだったら、この人が市長になれば北総線がたちまち下がるだろうと、そういう期待で市長に投票したのに、この裏切り度は一体何なんだと、非常に失望したと、そういうことを市民の多くの方がおっしゃっておられて、私は10万人署名というものには実際に関連しておりませんでしたけれども、あの10万人署名がいかに多くの方々にインパクトを与えたのかということを遅まきながら、今ごろほんとうに気がつきました。  そこで、市長は市民の皆さんも理解してもらいたいと、それから、市議会にも理解してもらおうと、こんなふうに、これはホームページでもおっしゃっておられたと思いますが、新聞の記者に対してもそんなふうにインタビューでお答えになっていたということでございました。  ところが、市長は市民の方には、先ほど私が申し上げましたようないろいろな手段で働きかけをなさっておられたのですが、市議会のほうには何もなかった。つまり今年度になってからですよ、4月1日以降。それで、5月17日に全員協議会がございまして、そのときに5月24日の臨時議会にもしかするとこの支援補助金が再び提案されるかもしれないというので、皆さんが関心を強くしていたわけですが、なぜか5月24日には再提案されなかった。  それで、いろいろなことがあって、これではよくわからないから、ちょっと市長に来て説明してもらおうと、こんなふうなことになりまして、市長に説明してほしいということを申し上げたのですが、なぜか市長は来なかったんですね。このとき私は市長がいなかったのかと思ったら、とんでもない、千葉日報の取材にはちゃんとお答えになっているから、あのとき市役所にはおいでになったと思うんですが、この全協の要望に対してもとうとうおいでにならなかったのは、これは何だったんですか。 220 ◯長野紘一議長 横山市長。 221 ◯横山久雅子市長 今のご質問ですけれども、5月24日の臨時議会に議案として今回の補正予算を出しておりません。そのことが5月17日の議運のところで明確になったと。そして、新聞に出すということが載っていたのに出さなかったので、議員としては議案として出さないことの理由の説明を求めていたということでございますけれども、議案としてなぜ出さないのかということについて説明をするという義務は執行部のほうは持っておりません。議案として出すことに対しての説明はしっかりしなくてはいけないわけですけれども、出さないことの理由を説明する必要はないということを先ほども答えたわけでございます。 222 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 223 ◯永瀬洋子議員 これは傍聴の方がいらしておられますから、ちょっとご説明しますけれども、5月17日は5月24日の臨時議会のための議会運営委員会が午前中にありまして、議会運営委員会に出席する議員というのは限られております。  同じ同一日の午後、5月17日の午後に今度は全員協議会があって、そこには全員が出席いたしました。そこにおいて、やはりいろいろな方から北総線の支援補助金については一体どうするのか、市長はどうするつもりなのかという、いろいろな疑問が出たわけですから、そこで全員協議会に来ていただいて、ご説明をしてもらおうと、そういうことになったわけです。  ところが、なぜかあなたは見えなかった。今その理由をお伺いしたら、24日には提案しないんだから、提案しないものには説明する義務がないと、こうお答えになりました。まことにそうですよね、義務はないです。  しかし、何としてでも履行したいお気持ちがあって、しかも、市民の皆様にもこれから市民の皆さんだけじゃなくて、市議会の皆さんにも理解してもらうんですよということを言っている方が、出さなかったから来ないというのは、これは非常におかしな話ではありませんか。そのことについて市長自身はほんとうに市議会に対して理解をはかっている気持ちはほんとうにあったんですか。それとも団体の市議会には言いたくないけれども、個々にお電話してささやく、そういうことをあなたは考えておられたんですか。市議会に理解をはかるというはどういう方法を考えておられたのか、それを聞きたいと思います。 224 ◯長野紘一議長 横山市長。 225 ◯横山久雅子市長 1人1人の議員の方々に正しい情報のもと、理解をしていただきたいと考えておりました。  以上でございます。 226 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 227 ◯永瀬洋子議員 ですから、1人1人の議員に正しい考えを伝えたいと、こう思っておられると、それはよく私もわかっておりましたけれども、実際には市長のほうから何の動きもなくて今日現在に至っているわけですね。ですから、私は議会への理解を図るというのはどういうことでするんだろうかと、こう思っておりました。  それで、先ほど柴田議員の質問にもありましたけれども、市民の側のほうから公開討論会というようなこともあったんだそうですが、そういうものは全て、全てといっても2件だけですか、それはなくなったということなんですが、私から考えますと、市民の皆さんにも理解を図るし、市議会にも理解を図りますよと、これは市民の皆さんに言っているわけです。だけれども、実際していない。これは非常に不思議な話だなと、こう思います。  それで、その支援補助金の行方は一体どうなるのかと、皆さんが非常に関心を持ってらっしゃるわけですが、この間私は5月13日に北総鉄道に市長がおいでになったというお話を聞きまして、北総線を訪問した簡単な概要メモというんでしょうかね、これは市役所の担当課の方がまとめられたそのものを見せていただきました。  それでお聞きしたいのですが、まず、5月13日の北総鉄道訪問は北総線のほうからおいでいただきたいという要請があったのですか。それとも、市長のほうから行きたいと、こちらのほうから自発的に出かけていった、どちらなんですか。 228 ◯長野紘一議長 横山市長。 229 ◯横山久雅子市長 北総鉄道株式会社の訪問は、市として主体的にまいりました。 230 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 231 ◯永瀬洋子議員 市のほうから主体的においでになって、その訪問の目的は何ですか。つまり、議会のほうで理解を図れないからこれはやはりやめますとおっしゃったのか、それとも、皆さんのご期待に沿えないから、私がどんなふうにしますかということをおっしゃったのか、その訪問の目的は何で主体的においでになったんですか。 232 ◯長野紘一議長 横山市長。 233 ◯横山久雅子市長 白井市の状況説明でございます。 234 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 235 ◯永瀬洋子議員 状況を説明になったということですけれども、その北総鉄道訪問についても少しお聞きしたいことがあります。  このときに、これは白井市のほうから出た質問として、支援補助金の請求の仕方というのをお聞きになったそうなんですが、これは具体的にはどんなことをお聞きになったんですか。 236 ◯長野紘一議長 その前に永瀬議員、通告書の部分はどの部分になりますかね。  永瀬洋子議員。 237 ◯永瀬洋子議員 議長が心配になさるのはごもっともでございますが、私はこの通告に従って質問をしております。 238 ◯長野紘一議長 ですから、どの部分かお示しください。  永瀬洋子議員。 239 ◯永瀬洋子議員 私がこの1番の質問事項についていろいろご質問を申し上げているだけで、それをなぜ議長がどこを質問しているなどとお聞きになること自体が私にはわかりませんが。 240 ◯長野紘一議長 この通告に関連して質問するということでよろしいですか。  永瀬洋子議員。 241 ◯永瀬洋子議員 ちょっと今議長とお話をしてしまったので、私がどこまで質問したか忘れてしまいましたけれども、私は北総鉄道を訪問したときに支援補助金の請求の仕方というのを質問になったというんですが、これは一体何のことだったのかをまず聞きたいと、そういうことです。 242 ◯長野紘一議長 横山市長。 243 ◯横山久雅子市長 請求の仕方ということでご理解をしていただいているようですけれども、白井市が予算可決ができない場合にどのようになるかと、どのように考えたらいいのかというようなことの質問をしているわけでございます。 244 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 245 ◯永瀬洋子議員 ちょっとこの概要録の文言がわかりにくかったということで、それは了解しました。  それで、そこでまた損害賠償ということも話題になったということが書いてあります。この損害賠償については午前中柴田議員の質問にお答えになって、私はそんなことは言っていないと、こうおっしゃっておられるのですが、これは桜台センターの説明会において、市長は損害賠償があるというかないかということについては、やはり損害賠償があると断定したわけではないけれども、その損害賠償という言葉を言及しておられるんですね。  それで、私は思うんですが、先ほど合意というのは何ですかと、こうお聞きしましたら、当事者が意思表示を合致したということだというんですが、そのことについて損害賠償というものが起こりうるでしょうか。 246 ◯長野紘一議長 横山市長。 247 ◯横山久雅子市長 損害賠償が起きるかどうかということについては、法的な問題になろうかというふうに思いますが、企業としては損金が発生し、その原因があれば、損害賠償請求の可能性というのはあるというふうに捉えているわけでございます。損害賠償が実際の問題として必要かどうかということについては、これは私のほうでその判断をする立場にはございません。 248 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 249 ◯永瀬洋子議員 相手は民間会社だから、損害賠償を起こす可能性はあるけれども、現時点においては当事者の意思表示が合致したことについて損害賠償が起こるということは、これはないと、起こることはないだろうと思っておられると、そういうことになりますか。 250 ◯長野紘一議長 横山市長。 251 ◯横山久雅子市長 私が申し上げたのは、民間企業でございますから、損金が発生して、その原因が特定されるようなものであれば、損害賠償請求の可能性はあるだろうと考えている。そして、ただ、その損害賠償ということが必要になるかどうかということについては、法的な問題でございますから、私がそれを判断する立場にはないというふうに申し上げたわけでございます。  そして、損害賠償請求ということについては、桜台センターでも、私のほうの言い方としてはそのような言い方をしたというふうに記憶をしておりますけれども、鉄道事業者のほうでは損害賠償請求の可能性を発言をしているようでございまして、昨日の県議会の一般質問の答弁の中で、損害賠償請求があった場合に県はどうするのかというようなやり取りも事実されております。  以上です。 252 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 253 ◯永瀬洋子議員 ですから、相手は民間事業者なので、民間事業者が起こす可能性はあるけれども、つまり先ほどから申し上げておりますが、意思表示が合致した、そのことについての、あの合意についての損害賠償については今現在市では何も考えていないということですか。 254 ◯長野紘一議長 横山市長。 255 ◯横山久雅子市長 そのことにつきましては、市としては顧問弁護士のほうに相談をしております。 256 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 257 ◯永瀬洋子議員 ですから、私は早く顧問弁護士に相談しているという、そういう方策をとっているとかいないとか、そういうことをお聞きしたかったのですが、今やっとお答えが出ました。顧問弁護士に相談している。しかし、顧問弁護士は何とお答えになったのですか。 258 ◯長野紘一議長 望月企画政策課長。 259 ◯望月洋祐企画政策課長 今回の合意書にかかわる法的な解釈ということでございますけれども、これにつきまして、例えば合意に基づく行為が履行されない場合に損害賠償ということがあるのかどうなのかということがございました。合意そのものが、承知のとおり、議会での、公的な資金でございますから、承認が必要だという上でのものでございますけれども、損害賠償そのものについては、相手方のことでございますので、そういうことが起こる可能性はあるということでございました。  ただ、これが裁判等になった場合に、それがどうなるかということにつきましては、これは損害賠償に当たるという見解は持っていないというのが弁護士のご回答でございました。
     以上でございます。 260 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 261 ◯永瀬洋子議員 弁護士が既にそうおっしゃっておられたわけですから、もっと早く市長もそのことをお答えとして言ってくださればこんなに時間がかからなくて済んだのに、それはいいです。  弁護士は、つまり損害賠償はないだろうと、こうおっしゃったと、そういうことでよろしいんですね。  それからもう1つ、1問1答ですか。 262 ◯長野紘一議長 はい。 263 ◯永瀬洋子議員 そのことを1つ、念押し。 264 ◯長野紘一議長 望月企画政策課長。 265 ◯望月洋祐企画政策課長 そのとおりでございますけれども、ただ、これは本来司法の場で判断されるというお答えがございました。 266 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 267 ◯永瀬洋子議員 ありがとうございました。  それで、今望月課長は弁護士のご意見の中で、承認が必要なものというのは、つまり議会の承認が必要なものだということをおっしゃったんですね。 268 ◯長野紘一議長 望月企画政策課長。 269 ◯望月洋祐企画政策課長 そのとおりでございまして、こういう合意書は公的な予算が出るわけですから、議会の承認という部分があらかじめ含まれて捉えられているというふうなことというご回答がございました。  以上でございます。 270 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 271 ◯永瀬洋子議員 私も合意書のところに、これは議会で承認を得てから正式に発足するということがほんとうは書いてあるべきではないかと、非常に素人でございますけれども、そんなふうに考えておりましたので、今の望月課長のご答弁を聞いて、少しすっきりいたしました。  続けてまた戻ります。  この北総鉄道への市長の訪問によれば、このとき市長は、「合意の履行は当然であり、ほごは考えていない。政治生命をかけて履行すると」こうお答えになったとあります。では、ここにおける政治生命とは何ですか。 272 ◯長野紘一議長 横山市長。 273 ◯横山久雅子市長 先ほども同じ質問をいただきました。合意の履行に向けてしっかりと取り組む、誠心誠意取り組むということでございます。 274 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 275 ◯永瀬洋子議員 合意の成立に向けて誠心誠意取り組むと、そういうつもりでおっしゃったということでした。  しかし、ここで市長にちょっと申し上げたいんですが、中国の古いことわざに「綸言汗の如し」という言葉があるんですね。この綸言というのは天子様のお言葉、ひいては非常に重要な位置にある方のお言葉、汗の如し、汗は1回出たらもう元には戻らない。つまり重要な方が言った言葉というのはもう覆すことはできないんだと、そういう意味なんです。  それからまた、私たち日本の古い言葉の中に、言霊という言葉もあります。言葉は単に記号ではなくて、また、ただの連絡手段でもなくて、言葉の中には魂が込められていると、私たちの先祖は昔からそんなふうに思っていたと、そういうことがあるんです。  ですから、言葉というのは非常に大切ですよね。この間、普天間問題は最低でも県外と言った方が、やはり県内と、こう言ったら、もうそれで内閣が倒れてしまった。ほんとうに言葉というのは大切なものだと思います。  この市長の言う政治生命という言葉を今一生懸命やるんだと、誠心誠意を込めてやるんだと、こうおっしゃったのですが、先ほど柴田議員に市長がおっしゃったお言葉で言えば、つまり常識の範囲内というお言葉を使ってみれば、この政治生命というのは、これは市長を辞めるということであると私は思うんですが、相手は北総線の社長に対して、市長が政治生命をかけて履行するとおっしゃったことは、誠心誠意やるという言葉を通り過ぎて、今回の合意を通せなかったら市長を辞めてまでも私はかけますよと、こうおっしゃったと思うんですが、市長はそこまで思っていなかったんですか。 276 ◯長野紘一議長 横山市長。 277 ◯横山久雅子市長 今永瀬議員から言葉は非常に大事だというご質問をいただきまして、私は永瀬議員が3月議会、委員会の中で賛成の討論をされた、修正ではなくて、この予算に対して賛成をされたことを思い出しました。  私たち政治家というのは、言葉をどう使うかということも大事ですけれども、姿勢をどう保つかということが大事でありまして、姿勢がぐらぐらしているとやはり誤解を与えるということでございます。  そのことで永瀬議員からは、その公述の中で、私が運賃申請に対して反対したのはおかしいと、よく私の公述書を読んでいただくと理解をしていただけると思っていたわけですけれども、私は今回運賃値下げに向けてほんとうに市民の方々は一生懸命署名を集めた、期待をしたということがあります。私も大いに期待をしておりました。みんなの力を一体にして働きかけることが大事だということで取り組んできておりまして、そのことは、今回の合意はほんとうに市民の方々が満足できる内容にはなっていないかもしれないけれども、やはり一歩前進したことは間違いはないわけです。それが、期待したのとは違っていたんだから、全面的に反対だということは、私は市長の立場としては、そういう姿勢はとれない。やはり一歩でも前進して、次につなげる。みんなで一体となってさらなる値下げを模索していくということの方向を私としてはとったということです。  この一連の流れというのは、議員の方々にはいろいろな交渉過程で情報を出しておりますので、白井市としては何を考えていたのか、どこまで要望していたのかというのはよくおわかりのはずでございまして、白井市としては少なくとも15%の値下げをすること、あるいは、公金を支出するのであれば補助金ではなくて出資とすることなど、皆さんの意見も踏まえた上で強く要望を出してきたわけでございますけれども、それらはことごとく取り入れられなかったと、その過程は、やはり交渉役としてリーダーシップをとっていた県と鉄道事業者との間で、なかなか鉄道事業者の了解を得られないということで、最終的な合意に至ったという経緯があるわけでございます。  ですから、言葉のことについて、先ほどから損害賠償請求のこととか、システムのお金のこととか、言った言わない、それから、新聞記事に載っていたというようなことがずっと出されておりますけれども、私としても間違った表現はしないように、そして、間違った情報を市民に出さないように、議員の皆様方にも間違った情報を出さないように努力をしてきたつもりでございます。  以上です。 278 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 279 ◯永瀬洋子議員 私が3月議会において委員会と本会議で態度が違ったことについては、これは本会議で不信任決議案を出したときに、松井議員の質問に答えても、私は申し上げましたし、それから、10人の議員が駅前センターで説明会を開いたときにも皆様に申し上げましたし、私の議会報告にも書きました。ですから、そのことについてもっとほんとうは言いたいんですけれども、時間がないからちょっとそれはここに置いて、私がお聞きしているのは、あなたが政治生命という言葉を口にしたわけですよね。これはほんとうに私のような議会の一議員ではなくて、市長がよくおっしゃっているでしょう、私は市長だからいっぱい情報を持っているんですよ、皆さんと違ってと、そういう立場にある市長としておっしゃっていることだから私は聞いているんです。ですから、その辺のことについてごまかさないでください。  そして、この政治生命というのはそんな軽い言葉ではないでしょうということを私は申し上げているんです。それについてあなたは正面から答えていない。やはりこれはなかなかお上手なものの言い方だと私は思いますけれども、もう1回聞きます。政治生命をかけるとは一体何ですか。 280 ◯長野紘一議長 横山市長。 281 ◯横山久雅子市長 政治生命をかけて合意の履行をするということでございまして、政治生命というのは私の任期の中でこの運賃値下げ、今できる運賃値下げというのはこの合意に基づく値下げしか現実的なものがありませんので、これを何としても進めるということでございます。 282 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 283 ◯永瀬洋子議員 先ほどの市長のご答弁の中で、システムの値上げ云々とか、システムの費用とかというのをおっしゃっていましたが、私はそれに言及しておりませんから、訂正してください。  時間がありませんから、次に進みます。  4項目を質問したいんですが、時間がありませんからちょっと先に進んで、職員の癒着について。  昨日から入札契約についていろいろな質問が続いております。  市長は就任間もない時期から職員の癒着について調査すると発言しております。3月議会では、新年度の早い時期に着手するとも答弁しております。加えて、一般質問において、過去の委託入札において疑問のあるものがなかったわけではないというような意味のご答弁もありました。  平成22年度からは職員企画提案報奨金も始まります。市職員が公務員としての本文のもとに生き生きと仕事をすることは市民の願いであり、よいところは伸ばし、悪いところは速やかに改めることが基本であります。  市長は調査をするというあいまいな答弁にとどまるのではなく、誰が調査をし、工程はどうなって、結果はいつまでに出して、市民にどのように公表するのか。そして、再発を防ぐ方策はどうなるのかを具体的に示していただきたいと思います。 284 ◯長野紘一議長 横山市長。 285 ◯横山久雅子市長 職員の癒着その他に関する調査についてお答えをいたします。  職員の癒着に関する調査につきましては、市長名により5月24日付で実施しております。  今回の調査は、特別職を除く全職員を対象にして、平成17年度からの5年間の中で、利害関係者からの金銭、飲食、物品の贈与、接待を受けたことがあるどうか、利害関係者と一緒に旅行やゴルフに行ったかどうかなど、また、それらの利益供与を受けている職員を見聞きしたかどうかを1人1人アンケートをとりました。  結果としては、100%の回答を得た中で、卒園式の際のお礼の提供及びその行為を見聞きした、それぞれ1件、委託業者の打ち合わせや農家等の訪問調査の際の茶菓の提供等10件などとなっております。  私は市長就任の際に職員の法令遵守の重要さを申し上げた際に、市民から指摘のある業者との癒着とも申し上げましたが、今回の調査の結果からは白井市の職員が利害関係者との関係におきましては倫理観を持って対応していることが明確になりました。  この調査結果につきましては公表を予定しておりまして、私の発言が職員の人権を傷つけた可能性があれば陳謝したいと思います。 286 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 287 ◯永瀬洋子議員 5月24日から全職員に平成17年に遡って5年間の利害関係者に関することについてアンケートをとったと、そういうことでした。  アンケートというのはもちろん記名つきのアンケートですね。 288 ◯長野紘一議長 横山市長。 289 ◯横山久雅子市長 記名つきのアンケートです。 290 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 291 ◯永瀬洋子議員 では、それはわかりました。  ところが、昨日から入札契約、談合等について、大変具体的な質問が続いています。例えば緑地管理の委託費が過去数年90%台であったものが、平成22年度は71%に、平均ですか、そのぐらいに落ちたという話があります。これは確かに落ちてよかったというところなんですが、こういったものについて、市としてはなぜそういう大きな変化があったのか。なぜこれまでの6年間の間に平均落札率が98%などというものがあったのか、こういうことについて調査というのはきちんとされるおつもりなんですか。 292 ◯長野紘一議長 伊藤総務部長。 293 ◯伊藤道行総務部長 お答えさせていただきます。  公園及び街路樹の管理委託につきましては、昨日一般質問の中でもお答えさせていただいていますが、今回の入札結果を受けまして、調査をすることを予定しているところでございます。  以上でございます。 294 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 295 ◯永瀬洋子議員 では、今回の入札結果を受けた調査というのはどんなふうになるんだか、もう一度お答えをいただきたいと思います。 296 ◯長野紘一議長 伊藤総務部長。 297 ◯伊藤道行総務部長 調査の内容等につきましては、今後入札検討委員会の中で具体的には検討していくこととしておりますが、時期としては下半期を予定することになります。といいますのも、今回の調査につきましては庁内の調査ということよりも、やはり客観性を持たせることが重要ではないかということで、第三者に頼むかというような形での、調査主体をどこにするかということも含めまして、まだ確定はしておりませんが、やはり予算を伴うような形で客観的な調査を行う必要があるだろうと考えております。今後詳細を詰めていき、9月議会にそれに伴う必要な予算の措置をしていただいた後、具体的な調査に入ることを予定しているところでございます。  以上でございます。 298 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 299 ◯永瀬洋子議員 客観性を伴う人選によって、9月議会の補正によって予算をつけて下半期からそういう調査に着手するということでした。  そういう調査に着手する際に、やはり基本になるのは入札談合等関与行為の排除及び防止に関する法律、これに基づくということになるんですか。 300 ◯長野紘一議長 伊藤総務部長。 301 ◯伊藤道行総務部長 お答えさせていただきます。  今回の調査につきましては、やはり今回の入札結果を受けまして、その原因がどこにあるのか、そのことを特定することを目的にしております。現在、議員からは一般質問が業者との癒着ということで質問が展開されているわけではございますが、そのことは調査の結果として受けとめる必要性が出てくれば受けとめる必要があろうかとは思いますが、調査の目的としては今回の落札率が下がったということを踏まえまして、過去の入札結果が高落札率であったという状況、そして、今回下がった原因がどこにあるのか、そういったことを明らかにすることを主目的として行うことを予定しているところでございます。 302 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 303 ◯永瀬洋子議員 今回の入札結果がどのような原因でこんなふうになったかということを解明するための調査ということであって、それはいわゆる先ほど私が申し上げました長ったらしい名前、つまり、略すると官製談合防止法というんだそうですが、これの第2条第5号に特に基づくものではなくて、これは市役所のどういうところに基づいてこれがなされるんですか。これは市役所にいろいろな職員の勤務に関するいろいろな条例とか規定がありますが、それのどこに基づいてこれの調査が行われるわけですか。 304 ◯長野紘一議長 伊藤総務部長。 305 ◯伊藤道行総務部長 お答えいたします。  基本的には公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律に基づいて行うことになろうかと思います。議員からの官製談合防止法、通称ではございますが、については基本的に地方公共団体の長を含みます各省各庁の長等につきましては、公正取引委員会からの指示等があった場合に行なうというような形での法の体系になっているかと思います。したがいまして、官製談合防止法ではなく、先ほど申し上げました根拠に基づきまして行うことになろうかと思います。  以上でございます。 306 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 307 ◯永瀬洋子議員 適正化法に基づいて調査をするということでしたので、それについてはきちんとしていただきたいと思います。  それで、ちょっと話が戻るようですが、先ほど癒着については記名でアンケートをとったらそういう結果であったということでした。この記名アンケートというのは、考えてみたら、ご本人がお書きになるわけですから、うそはないと、こう思いますが、客観性ということについては少し問題が残ると思いますが、その辺はどんなふうに考えておられますか。 308 ◯長野紘一議長 伊藤総務部長。 309 ◯伊藤道行総務部長 お答えさせていただきます。  今回の調査につきましては、平成20年12月の議会におきまして、市長の発言として、「今後は法令遵守をなお一層心がけるとともに、倫理を重視してほしい」という言葉の趣旨を受けまして、やはり白井市の職員に対しまして、いま一度職員倫理の徹底を図るということをまず目的としております。  その過程におきまして、やはり今の職員がどういう状況に置かれているのかということ、そういう誘惑があるようなこともあるのかというようなことを含めましてアンケートのほうは構成されておりまして、はい、いいえではなく、断った事例があれば断った事例につきましても印をつけるような形になっております。  したがいまして、議員のほうからは癒着の問題とこのアンケートの問題をストレートに結び付けているのかなとは思いますが、このアンケートにつきましてはあくまでも基本は職員倫理を徹底するというところに主眼を置いて行ったものでありますので、そのようにご理解いただきたいと思います。  以上です。 310 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 311 ◯永瀬洋子議員 私が今質問している癒着について、私が質問をしたら市長のほうからそういったアンケートをとったというお答えがありましたから、それに対してまた再々質問をしたということなんですね。  私は個々の方がご自分でお書きになって、それはそれでよろしかったと、こう思いますけれども、ほんとうの意味での客観性がちょっとやはり疑問なのかなという気がいたしましたので、質問いたしました。  それで、今部長のほうから職員の倫理性を高めるということでした。昨日の松井議員の質問にお答えになって、やはり意識革命が大切なんだということをおっしゃっておられるんですね。関係職員の意識革命ということをおっしゃっておられるので、ここにおける関係職員というのは、いわゆる入札契約の現場に携わる方をおっしゃっておられるのだとは思いますが、全てにおいての職員の方たちにいわゆる意識改革、これは倫理性だけではなくて、お仕事の面での意識改革は求めていきたいと思いますから、それはそれでしっかりとやっていただきたいと思います。  あとちょっと時間がありますから、この間お聞きしたこの3番目のことでございますけれども、谷田・武西の里山保全についてはその後どのような進展がございましたでしょうか。 312 ◯長野紘一議長 吉田環境建設部長。 313 ◯吉田泰和環境建設部長 それでは、谷田・武西の里山保全についての1番目の質問、3月議会でも質問しましたが、その進捗状況についてということでお答えいたします。  その後の進捗状況につきましては、北総里山会議が取りまとめた谷田・武西市民の森整備計画が本年3月11日に白井市に提案書として提案されました。市では提案書の内容を計画区域である谷田地区に説明することとしております。
     以上でございます。 314 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 315 ◯永瀬洋子議員 地元の方にご説明になるというとを今お聞きいたしましたが、この地元の方たちのご説明というのはいつごろどのような形でされるということですか。 316 ◯長野紘一議長 吉田環境建設部長。 317 ◯吉田泰和環境建設部長 現在の予定ですと6月18日金曜日の夕方、地区の集会場でこの提案書の内容を市の職員のほうから説明するということで考えているところでございます。  以上です。 318 ◯長野紘一議長 永瀬洋子議員。 319 ◯永瀬洋子議員 時間がございませんから、とにかく何と言っても、白井の緑を守ろうとか、景観を守ろうといっても、問題はその土地を持っている方たちのお気持ちが一番ですから、やはり地元の方々にご理解いただけるように、市役所から丁寧なご説明をお願いしたいと思います。  以上で私の質問を終わります。 320 ◯長野紘一議長 以上で永瀬洋子議員の一般質問を終わります。  暫時休憩します。  再開は14時45分とします。                午後  2時31分  休 憩   ─────────────────────────────────────────                午後  2時45分  再 開 321 ◯長野紘一議長 休憩前に引き続き会議を再開します。  18番、多田育民議員。 322 ◯多田育民議員 18番の多田でございます。桜台出身の、無所属の多田育民でございます。前回も言ったかと思うんですが、地方議会ですから国会とは違って、議院内閣制ではなくて二元代表ですから、野党、与党という考えはないんですが、似たような感じで考えるとすれば、私はちょうど真ん中のやいゆえよの「ゆ」のところのゆ党というふうなところであります。  10対9で非常に今回も緊迫をしておるんですが、5%合意案そのものに対しては、私は9のほうの立場をとっておるわけです。キュウと言うと、この間、先ほど怒られて、クですかね、あれは、クのほうに、クでもキュウでも、そちらのほうの立場でありますけれども、通告に従って運賃5%値下げ問題と、それから、それの第4項でしたっけ、第3項でしたっけ、利用促進協議会のことについてお尋ねをしていきたいというふうに思います。  第1番目は、去る3月議会、29日に本件の合意書を実行するための2,587万5,000円ですかね、約2,600万円が減額修正をされたところであります。市長及び行政当局は今般もそれを復活させるための補正予算案が出されているわけですけれども、3月29日から、まず4月、5月、約2カ月間経過しているわけですけれども、この間、現在も含めて、どのような努力をしてきたのかと。  今日の新聞でも、昨日は千葉県知事が白井市は責任ある対応をしていただきたいということで、もし白井市議会で否決されるということになれば、今年度はPASMO等やっていますから大体しようがないらしいんですけれども、来年度からはもう値下げは打ち切りになるだろうというようなことが書いてあるわけですね。  したがって、市長としてこの2カ月間これを実現するためにどのような努力をしてこられたのかと。それで、まず、あえてご答弁を待つまでもなく、「広報しろい」の5月1日号であるとか、6月1日号であるとか、それから、いろいろなところで住民説明会を3カ所やられたとか、オープンになっていることは別に説明をいただく必要はありませんが、比較的オープンになっていないこと、個人情報にまつわることはともかくとして、どのように政治生命をかけて努力するというふうに言われているわけですけれども、どういうふうなお気持ちでこの2カ月間現実に努力をされてきたのか、まずそのことについてお尋ねをしたいと思います。 323 ◯長野紘一議長 横山市長。 324 ◯横山久雅子市長 では、通告をいただいておりますので、その回答をいたします。  補正予算成立に向けての努力ということについてお答えをいたします。  3月議会において提案いたしました北総鉄道運賃値下げ支援補助金が削除されましたが、市としては合意を実施できないことは市民生活に大きな影響を与えるものというふうに考えているわけでございます。そのため、市内3カ所での市民への説明会、また、各団体から要請されたミニ懇談会などで市の考え方を市民の皆様方に対して説明し、市民の理解を求めてきました。ホームページや「広報しろい」、自治会などを通じた回覧配布などにおいても、運賃問題に関する情報について市民の皆様方にお知らせをしてきております。  また、国に対し、あるいは、鉄道事業者に対し、幾つかの要望活動を行っております。要望の内容は、成田新高速鉄道開業後は京成電鉄株式会社及び北総鉄道株式会社の収支について定期的に詳細な情報を公開すること、都市再生機構の融資額である53億円に関する平成27年度以降の取り扱いを含め、国としての支援を明確にすること、一般特急も朝夕はニュータウン内の各駅に停車するなど、沿線の利便性向上を図ること、近距離が極端に高い運賃体系を緩和するために、1駅100円乗車券など、企画乗車券を発売することなどでございます。  公費負担を伴う合意について、白井市議会の中で合意への厳しい判断を受け、どうしたらより納得できるようになるのか、あるいは、成田新高速鉄道の開業がより北総線利用者の利便性につながるのか、私なりに模索する中で出てきた要望内容でありまして、これらの要望に対する前向きな回答を経て、合意に反対する議員の方々への説得を行いたいと考えておりました。  しかし、残念ながら今のところは要望に対する回答を得るまでには至っておりません。  また、北総鉄道株式会社訪問の際には、逆に合意に基づく予算措置ができない現在の白井市の状況に対し失望の意見が出され、値下げできる状況でない財務状況の中で合意の履行を前提にして運賃値下げに踏み切った、このまま合意破棄となれば当然値上げをせざるを得ない、PASMOの変更等、システム上の制約があるが、なるべく早く値上げをすることとなるとの厳しい意見が出されております。  私自身合意に基づいた予算をぜひ白井市議会においても可決していただきたいのです。今回の合意による値下げは、私たち北総線の運賃値下げを必死に求めてきた自治体の要望に必ずしも沿ったものではありません。わずかな値下げ幅にはほとんどの市民が失望したかもしれません。しかし、これを排除して一旦値下げされた運賃が国で認可された北総運賃に戻ることになれば、利用者、特に通学生を持つ家庭の家計への打撃は大きなものになります。  合意を受け入れ、その先を市民、行政一体として目指すことが利用者の利便の向上にかなうことと思い、そういう強い思いを持って今回補正予算を上程しているところです。 325 ◯長野紘一議長 多田育民議員。 326 ◯多田育民議員 大筋において私も大体同じような意見なんですよね。だから、そういう努力を大いにしてもらいたいと思うんですが、今いろいろな、53億円の例のURと県との関係にしても、その要望しているけれども、要望はかなえられていないと、平成27年度以降の話ですよね、いうような話が今あったと思うんですが、ダイヤについては少し従来よりは前向きな話が、先般たまたま3階の企画政策課のほうへ行ったら、北総の河野常務と高山部長ですかね、お見えになって、伊藤部長と望月課長が話をされていましたが、まだダイヤが確定したようではないけれども、かなり都心のほうへ、朝方を除いては直接入れるような、通勤に便利なような、朝方、帰りだったですかね、通勤に便利になるとかね、そういうふうな話があるんで、今用意されているものよりもちょっと進んでいるんじゃないかと思うんですが、ダイヤについては少し、かなりよくなって、かなえられてきているんではないかと、この点はどうですかね。 327 ◯長野紘一議長 横山市長。 328 ◯横山久雅子市長 国が運賃認可をするに当たりまして、運輸審議会、あるいは、国のほうの意見、どちらだったかちょっと今定かではないんですけれども、急行が停車しない駅の利用客についても接続等の工夫によって利便性の向上を図るというようなことが意見として出されておりました。鉄道事業者のほうでは、それを工夫をされていたようでございまして、朝方、それから、昼間については押上方面に一般特急が向かうということ、それから、朝の場合は普通列車も追い抜きはされないということ、それから、何ていうんですか、ニュータウンの急行停車駅のところで一般特急に接続がされて、そして、都心に向かう時間の短縮が図られるようなことを聞いております。 329 ◯長野紘一議長 多田育民議員。 330 ◯多田育民議員 じゃあ、それはそれとして、いろいろ努力はされているんだけれども、結局3月29日に削減をする修正案が可決される。今回の予算案が最終的には今月の29日。もし万一それが否決される、再度予算案が否決されるというふうなことになれば、これは大変な事態になる。県及び他の5市とのいろいろな問題があるわけで、要は、現在10人の方が反対をされているんですから、10人の方の反対の方が1人でも2人でも賛成に回ってくれば。ところが、話によれば、その10人の方の1人2人が賛成に回れば、前は削減の修正案には反対をした、予算案そのものに賛成している9人のほうの1人か2人がそっちに変わるかもしれないとかね。そうなるとプラスマイナス同じ数になって、また10対9だとか11対8だとか、そんなうわさ話が聞こえてくると。これは単なるうわさ話で、あまり否決されるのか可決されるのか非常に緊迫した状況の中でいろいろな話があるわけでしょう。  要は、市長がいろいろ努力をしておられることは非常によくわかるんですが、一、二、ちょっと質問しますが、先日ある議員と一緒に駅頭に立たれて、その10人のほうではない9人のほうの議員の方のチラシを一緒に配っていた。ちょうどそのときに運賃値下げの会の方もおられて、どういうことなのかねというような状態になったと。こういうことは一般的には、その10人の方の1人でも2人でも賛成に回ってもらえるようにいろいろなことの努力をされることからすれば、むしろ反感を強めるような、「広報しろい」を配られるなら、市長1人で頑張っていると、支援者の方と一緒になっているというのはいいんですが、やはり今ちょっと逆効果という言葉もありましたが、それは普通の政治感覚でそうなんですけれども、その辺は市長、どう思われます。 331 ◯長野紘一議長 横山市長。 332 ◯横山久雅子市長 私は駅頭に立って、一連の市の広報の中で、3月に修正予算というふうなことで、10対9で今回の支援補助金が否決された後、そのことについてもう一度私なりに考えてみたわけでございます。これは市の中でも執行部の中で話し合いをして、やはり市民への理解をまず市民に理解をしてもらうということからもう一度始めようということで、広報活動してきたという経緯がございます。  私の駅頭活動もその一環でございまして、たまたまその賛成した議員のチラシを配っていた時間もありますけれども、私はほとんどマイクを持って駅に向かう人々に対して市の考え方を説明してきたということは事実でございます。 333 ◯長野紘一議長 多田育民議員。 334 ◯多田育民議員 私は人づてに聞いたものですから、そのことについての現場の状況は直接は知らない。  それで、要は、市長及び市当局が努力をされなければならないのは、10人のこの予算に反対をされる方のご理解をいただかなきゃいかんわけですね。あるいは、9人のほうの、ひょっとしたら今の状況の中で、いろいろな事情で10人の側に入るかもしれないと言われているようなのがそうならないように努力するということで、この補正予算案が可決をされていくわけですから、そういう努力のために市長は「広報しろい」にしてもいろいろな会合にしても、市民に直接呼びかけられると。  これは二元代表で、市長も住民の代表として当然の行為だと思うんですが、何か悪く考えますと、来年議員の我々は選挙を抱えるわけだから、市民の方にいろいろそういうことをすれば、反対をした10人のほうに、あんたらそうしたら来年危ないよというようなことで、そういう圧力をかけていく行為じゃないのかというふうな、うがった見方かもしれませんが、要は、市民に声をかけられることは非常にいいことなんですけれども、もっと端的に言えば、この議会の中で議決されなければどうしようもないんですから、いくら市民にかけても、10人のほうが意見を変えなきゃしようがないんでしょう。  そうすると、なぜ全協に市長は来て、みんなが呼んでいるにもかかわらず、私が議長にもちょっと言ったんですが、議長はそれは本会議で言っているんだからいいというような話もあったんですけれども、やはり全協を2時間やって足りなければ3時間でも4時間でもやればいいし、1回で足りなければ2回でも3回でも、あかつきのこの議会だって4時過ぎまでやっていることもあるし、3月議会は2日も延長してやったんですから、なぜ全協に来て、一般的にいろいろな説明をして、納得いただけなくても、それは確信犯もいるわけですから、なかなか納得いただけないかもしれないですけれども、ぶらぶらとしている人もいるわけだから、納得するように変わる場合もあるわけですよ。だから、まずは全体に努力をし、10人の人にも格別にあれ、また集まってもらってもするとか、あるいは、会派単位でするとか、そういう具体的な努力が何も見えないんで、どうなっているんだろうねと。個別にはこちょこちょっとやっておられるらしいというのは聞いてはおるけれども、全協でなぜやらないのかというのが非常に疑問なんですよ。いかがですか。 335 ◯長野紘一議長 横山市長。 336 ◯横山久雅子市長 先日の全協につきましては、議長のほうから私のほうに申し入れをいただきました。その申し入れの内容は、24日に提案しないことについての理由を説明してほしいという意見があるということでの申し入れでございましたので、提案しないことについての理由の説明というのはできませんというふうにお答え申し上げました。  今後全協等、正式な会議の中で、議員の方々に、この議会での議論以外に訴えるということについてはこれから検討させていただきます。 337 ◯長野紘一議長 多田育民議員。 338 ◯多田育民議員 それは検討するなんてもんじゃなくて、すぐ実施すべきものだと思いますね。  それで、もう1つ言いたいことは、昔は北総の若い常務で小江君というのがよく来ていて、いろいろ説明してくれたんですよ。それで、先日ちょっと、非公式な話ですが、若井先生が東京で京成の花田社長を呼んでね、そこへ数人、市長も行かれたようだし、数人の議員も行って話を聞かれた。代表して市長が質問をされたと。我が民主党の神田議員と山本議員はそれには参加しなかったらしいというふうな、らしいですけれどもね、そういう話を漏れ聞いたんですが、そういう努力を、そこには花田社長を呼んで、ほかの人は質問できなかったけれども、市長が代表して質問したとかね。  そうすると、ここへも京成の方や北総の方を、市長や部長や課長や副市長や行政当局がそれだけじゃなくて、京成や北総の方がするとか、あるいは、県の課長の豊島君もうちの総務課長だったわけですから、平成3年から5年かな、だから、そういう方々を呼んで、全協というのを議長にお願いをして招集してもらって、積極的にどんどんやるということが一番オープンな形で、それを1回やっても2回やってもだめなら、3回、4回やる、朝の4時までだってやるという、そういう姿勢が私は大事だと思うんですよ。  非公式な形で、それはそれで個別にやってもいいんですけれども、そればかりが目立ってくると非常にいかがなものかと思うんですが、だから、検討するなんてもんじゃなくて、当たり前のことで、全協に出なかった理由は議案を提案していないからだというのは、そんな消極的な話ではいつまでたっても10人の議員の理解は得られないと私は思うんですよね。いかがですか、その辺については。 339 ◯長野紘一議長 横山市長。 340 ◯横山久雅子市長 若井代議士が主催をして勉強会が行われたことがありまして、私もそこに参加をいたしました。その中では、今回成田新高速鉄道開業に当たって、京成電鉄の社長以下取締役の方が来られて、その説明をされておりまして、そのほかにも交通基本法のことなどの勉強会でございました。  その勉強会の目的というのは、北総線の運賃値下げに向けて、債務の圧縮を図るということの大きなテーマのもとに、今後さまざまな情報を収集していくというような趣旨のもとに行われた勉強会だと私のほうは認識をしているわけです。  その席で、私のほうからは京成の社長に対しまして、白井市に来て説明をしていただけないかというようなことの、その要望をしたわけでございますけれども、京成の社長のほうからは行くことができないというような回答を得ております。  今多田議員のほうからご提案のある全協をどんどん開いて、いろいろな情報の共有といいますか、議員全ての方々に情報の共有をというようなご提案でございますので、そのことについてはこの議会の中で実施ができるか、できるように考えてまいります。 341 ◯長野紘一議長 多田育民議員。 342 ◯多田育民議員 こればかりやっていますと、もう24分経過ですかね。あらかじめ通告をしてあります2番目の問題の白井市の現状に対し、国、県、他の5市及び京成、北総の、今ちょびっと出ましたけれども、どのように考えているか。ちょうど文章は北総を訪問した文書はありますから、おおよその考えはわかりますけれども、国、県、他の5市ですね。船橋市なんかは非常に喜んでいると。小室だけですからね、1%のところですから、今年はしようがないにしても、東葉高速の関係もあって、じゃあ、なくなりゃなくなったほうがありがたいというふうに、非公式ですけれども、聞き及んでいますけれども、これらのよその状況については、市長及び行政当局としてどういうふうに掌握されているでしょうか。 343 ◯長野紘一議長 横山市長。 344 ◯横山久雅子市長 白井市の現状について、国、県、それから沿線市との考えについてお答えをいたします。  国におきましては、合意の履行に基づく運賃値下げについて、関係自治体においては引き続き一体としての責務が果たされるよう、努力いただくことが必要との意見を伺っています。  千葉県につきましては、4月2日の知事記者会見におきましても、白井市として合意内容の実施について責任を持って対応願いたい旨の意見をいただいているところです。  また、沿線市におきましては、白井市の当初予算の修正可決後の動向について注視しているところであり、特に印西市におきましては、千葉ニュータウン町内会自治会連絡会から、合意に基づく北総鉄道の運賃助成の実施に関する要望書が提出されるなど、合意の履行に基づく運賃値下げが印西市民にとっても強く望まれているというふうに考えています。  北総鉄道株式会社につきましては、白井市として議会に対し理解を求め、合意を履行してほしい旨の意見をいただいており、5月13日に訪問した際には、合意が履行されなければ運賃値上げは当然であるというような発言もありました。 345 ◯長野紘一議長 多田育民議員。 346 ◯多田育民議員 国や県の考え方も非常に明快だと思いますね。  それから、非常に一番困っているのが多分印西市なんでしょうね。一緒になっていろいろやりたいと思ったのが、白井の状況がもし再度否決されるというようなことになれば、大変困るということだと思います。  だから、その辺のことで、結局3番目の市長の政治責任についてどのように考えているかと。これは本日1番目に柴田圭子議員が、我が白井市議会の蓮舫さんみたいな方がどんどん迫られる。今日は福井みち子議員はテーマがちょっと違いましたが、続いて午後の1番は有名な永瀬洋子議員でありますから、大変この政治生命ということが、北総鉄道に行かれて、現実に文書が既にあるわけですよね。望月さんがまとめらたんでしょうかね。判こがずっと押してある文書があって、報告ということになっておるんです。面会に行った報告ということになっていて、1枚めくると、政治生命をかけて履行すると。この言葉が既に3度出ていて、市長は合意の履行に向けてしっかり取り組むとか、柴田議員のときには、何としても実行できるよう一生懸命やりますとか、いろいろな言葉になっているんですが、今般の鳩山さんとか小沢さんとか、共に辞任をされたわけですが、その辺の国とうち、白井市とは何も連動はしないんですけれども、大変ニュースになっているものですから、どうしてもその辺に関心が及ぶところになって、今まで私はこの2カ月間でも、もっとやり方があったんじゃないかというふうに思っているんですよ。だから、先ほど全協をなぜ2回でも3回でも、朝方になるまででも、確信犯が何事も、全員、10人とも確信犯ということはないんですから、そういう努力をされるべきだというふうに私は思っていましてね。  それから、9人の方だって状況によっては変わっていく可能性があるんで、私なんかもまだ何一つ頼まれた記憶はないんで、私は変わりそうな感じはないけれども、変わることだってあり得るわけですよね。私の場合は5%合意案を、それは遂行されないと、4項目か3項目めの合意に基づく利用促進、次の質問のテーマが、進んでいかないものですから、論理的に変わることは非常に難しいんだけれども、気分的にはわかりませんよね、感情論としてはね。  だから、そういうことも含めて、やはり市長の政治責任ということは、基本的にはこれだけ国、県、他の5市、京成、北総、それから、白井市民、これらに白井市議会はどうなっているんだ、白井市はどうなっているんだという、非常に心配をかけているわけですよね。心配をかけていませんと言われればそれまでですけれども、その辺はどうですか、どういうふうに思われています。 347 ◯長野紘一議長 横山市長。 348 ◯横山久雅子市長 私の政治責任ということでございますけれども、北総線を利用する市民、そして、沿線利用者の利益を守るために、今回の合意を履行できる環境をつくり、関係者の信頼を得ながら、さらなる値下げに向けた取り組みを進めるところが私の政治責任だというふうに思っております。  最近になりまして、北総鉄道のほうからも、合意の履行がなければ来春値上げをするというような、非常に具体的な情報が出されてきておりまして、これがもしほんとうに起こってしまえば、やはり一旦値下げをされて、そして、値上げをされれば、困るのは市民であります。白井市民だけではなくて、値下げを共に進めてきた印西市からの信頼を失うということは、もうこれは必然でありまして、私としては、そのことに対しては何としても避けたいという思いでございます。  値下げをするという、その合意がいかばかりなものか、いろいろな意見がございますけれども、鉄道事業者はともかくもこの値下げを実行するわけでございまして、やはり今回の合意というのはわずかではあっても、確かなる前進であったということはほぼ誰もがわかって、理解をされていると思うんです。それが元に戻ったときに、ほんとうに市民からどれだけのそしりを受けるのかということを考えたときに、何としてもこの合意については実現をしたいと強く思っているところです。  以上です。 349 ◯長野紘一議長 多田育民議員。 350 ◯多田育民議員 時間もこのことだけにやっていると時間がないんですが、強く思っておられることはわかるわけですよね。実際報告の中で、「政治生命をかけて履行願いたい」というふうに北総の笠井社長から言われて、「合意の履行は当然であり、ほごは考えていない。政治生命をかけて履行する」と。それは「強く思っている」とか、「政治生命をかけて、私の任期の中でこれを何としてでも進める」とか、「合意の履行に向けてしっかり取り組む」とか、繰り返しになりますが、「何としてでも実行できるよう、一生懸命やります」とかいうような、いろいろな言葉が出ているんですけれども、通常政治生命をかけるということは、それが履行できなかった場合は命を、政治上の命というのは、やはりそれは、この鳩山さんの場合も「職を賭して」と言ったんですよね。政治生命の次には、今度は職を賭してと。職をかけるということだから、実現できなければ辞職するという言葉なんですよね。だから、それが市長の中で、やれほんとうに自分の職を賭して、政治生命をかけて、職を賭して実現できない場合は辞職するんだという強い思いでやれば、2回でも3回でも全協をやったり、個別にやったり、朝方4時までやったりしたら、それにちゃんと感応、同行する人は出てくるかもしらんけれども、何か任期中というようなことになるとまだ2年以上あるとか、そういうふうな感覚だと、これは哲学の先生もおられて、言葉の重みとかいうようなことを言われるかもしれないけれども、そういうことになりませんか、どうですか。このことはこのぐらいですけれども、ちょっと後答弁を求めます。 351 ◯長野紘一議長 横山市長。 352 ◯横山久雅子市長 厳しい意見をいただいておりますけれども、政治生命をかけるというのは、何としても議会の皆さん方の理解を得たいという強い思いの言葉でございます。政治生命をかけて5%の合意を先に進めていくと。私はやはりこの合意につきましては重く受けとめておりまして、沿線の信頼、それから、鉄道事業者との信頼関係が必要であるというふうに思っておりますので、そのことを皆さん方にも理解をしていただきたいというところでございます。 353 ◯長野紘一議長 多田育民議員。 354 ◯多田育民議員 大体わかりました。  じゃあ、最後に一言、これは市長だけじゃなくて、市長及び行政当局という意味では、副市長はずっとうなだれて聞いておられるようですが、副市長、それから、大体3役の1人としての教育長、それから、教育行政ではないからといっても、ある議員によればロビー活動というようなことで出ておるわけで、教育長も必ず会議に参加しておられる。あとは、ただ総務部長は新任だと、新任の総務部長。それから、ずっと担当している企画政策課長と。大体これら5人で物事を決定しておられるやに聞いていますから、今までのこの2カ月間の進め方は、私はいかがなものかと思っているということなんですよね。じゃあ、これはちょうど22分だ、あと22分ですから、本件は終わります。  次に、2番目の利用促進のための協議会です。これは、第4条でしたっけね、第3条でしたかね、それに基づく法律もあるわけですけれども、この合意が実現をすればこれができるということになっていたわけですね。前回は、私はせっかく7月17日に開通するんだから、その相前後で地域活性化シンポ、直接には増客増収のシンポ、そういうものをやって、これは一度きりなんですから、そういうことをしたいと言っていたんですが、これも全然お呼びでなくなったわけですよ。これは白井市議会が否決したからということになるわけですよね。これはしようがないわけですよ。  それで、私はいろいろ期待をして、ここでも言っていました、加賀見さんを呼んで基調講演をやってもらって、いい気分になってもらって、ディズニースカイでもつくってもらえないかとか、いろいろなことを言っていたわけですが、そういうことが全てついえてしまったということなんです。  3月議会の私の一般質問は2月26日だったんですけれども、そのときにたまたまシンガポールではそういうカジノを含む総合リゾート施設のオープンということもあって、この6月23日に完全オープンするんですね。55階建てのものと空中公園なんかもできて、そのうち行ってきたいと思っておるんです。  そういうことは、2月26日にはそこまで具体性はなかったんですけれども、ちょうどこれは今2番目で、これは1番、ちょっと待ってくださいね、もう設置がどうなっているかというのを、これ回答は要りません。結局うちがならないもんだから、準備はしているけれども、できていないというふうに聞いておりますからね。この1番目は終わりまして、2番目の成田空港の緊急戦略会議というのが空港地域振興課が所感をしてやっているわけですね。これが先日も新聞にでかでか出たんですが、5月21日付のカジノは検討時期にあるというのが千葉日報の記事に踊ったわけですよね。18の委員に意向調査をしたら、3人を除いて15人は返ってきて、そのうちの11人でしたかね、それは検討時期にあるということになったということなんですが、これについてまずどういうふうに思っておられるでしょうか。 355 ◯長野紘一議長 横山市長。 356 ◯横山久雅子市長 カジノに関する質問にお答えをいたします。  成田空港緊急戦略プロジェクト会議につきましては、県の経済界、交通事業者、観光関連事業者、空港周辺自治体代表者、18名の委員で構成され、旅客利便性の向上と県内経済の活性化策の検討を行っておりますが、5月20日に委員に対して実施されたカジノ構想にかかわるアンケート結果が発表されております。その結果、約6割、11名の委員がカジノ導入の検討時期に来ているということだったと聞いております。  カジノ構想につきましては、空港ないしその周辺にカジノが立地されれば、北総線の利用促進にもつながるものと考えているところです。 357 ◯長野紘一議長 多田育民議員。 358 ◯多田育民議員 そのとおりなんですよね。森田知事が非常に意欲を現在強めておられると。  私がまた2月26日に質問したときは、まだそこまで至っていなかったんですが、4月14日に73名だったですかね、国会の国際観光振興議員連盟というのができた。これが通称カジノ議連と称されていて、共産党と社民党と、そのときはたちあがれ日本がいなかったと。そのうちそれは入ってくると思うんですけれども、だから、共産、社民はずっと自民党時代も参加していないんですが、71名でできたと。これも千葉日報に大きく翌日の記事に載って、古賀一成さんという会長が、それで、鳩山さんも昨年11月にシンガポールに行っているらしいんですね、鳩山さんの了解も得た。その当時の総理ですね。それから、小沢幹事長、その当時の幹事長も、地域振興になるならいいんじゃないかと。ちょっと発言がどうかなと思うのは、選挙もギャンブルみたいなもんだというようなことを言ったということが、千葉日報の記事の中にでかく出ちゃっていたわけですね。  それで、国もそうしたと。先日ちょっと5月26日付で調べてみましたら、91名まで増えていますね。来年1月の通常国会に提出する予定と。これは菅政権になっても同じように進むのではないかというふうに思われるんです。そこのところはまだ菅政権では具体的な発表はしていないですけれどもね。  それらを受けて、今そこでどう言っているかというと、東京お台場であるとか、それから、沖縄であるとか、あるいは、北海道であるとか、当初2つないしは3つ、それから、最終的に全国10カ所ぐらいと、これがもともとの自民党もそうですし、先般の民主党を中心とする議連の考え方もそうなっているということで、多分知事とはそういう話は一切していないんですが、知事のほうもそれを察知されて、早急に急いでやっていかなきゃいかんと。要するに、検討していかなきゃいかん。  なぜ検討するかというと、受け入れ体制がないところはもう全然相手にされないんですね。もう既に東京は10年ぐらい前からお台場構想を言っているわけですし、沖縄はもともと20年ぐらい前から言っているわけですし、今回は非常に普天間問題等もあって、非常に現実性は高いというか、合法化されれば決定されるところなんですね。
     そういう状況で、受け入れ体制ができていないところはもう全然相手にされないということがわかっているものですから、既に30近いいろいろな自治体とか、いろいろな団体、ハウステンボスだって、シーガイアだって、みんな手を挙げているわけですね。それは地域として出ているわけですから、そういう中で、既に千葉市は先般議員連盟をつくったというのもでかく出ているわけですね。先般今村さんともある場所でちょっと名刺交換をして、私は意見交換もしておるんですが、少なくとも千葉の中で2つなんてことはあり得ないわけで、成田空港は何しろ日本に、ほかの、たまたま行ったところには、愛知県の企業立地室の副課長も来ていまして、名刺交換をしたら、中部セントレア空港にうちは持ってきたいんだということをはっきり言っていまして、ある会、かなり学術的な会なんですけれども、そこへ行ったんですけれども、そうすると、愛知県の副課長もお見えになっている。非常に、もうこれが合法化したならばということで、受け入れ体制をどうつくるかということでやっているわけです。  そういうことで、県知事もいろいろ進めておられるわけですが、その辺のところで、とりあえずは空港地域振興課としてそういう体制に入る。6月の今月には中間報告をして、一応それを受けたら知事は検討会を正式に設置するだろうというふうに言われていると思うんですが、その辺についてどういうふうに掌握しておられるか、あるいは、しておられないかお伺いをしてみたいと思いますが、いかがでしょうか。 359 ◯長野紘一議長 伊藤総務部長。 360 ◯伊藤道行総務部長 お答えいたします。  今多田議員からはカジノ構想につきまして縷々経過の報告がございましたが、市のほうとしましても、多田議員がお話しいただいた範囲内の把握にとどまっているところでございます。  以上でございます。 361 ◯長野紘一議長 多田育民議員。 362 ◯多田育民議員 問題は、どういうふうにしてこの受け入れ体制をつくるかと。もともと私がなぜ昔から国際的テーマパークだとか、ミニ万博の常設館であるとか、千葉国際花博だとか、いろいろ言っているのは、最初は全部運賃を、北総の運賃をどうしたら安くできるかからスタートしているわけですよ。そうすると、とにかく乗客を増やさないかんということで、だから、政治的にいろいろお願いするというか、要求するとか、そういうこともさりながらなんですよ、やっちゃ悪いことはないんですけれども、それだけではそう簡単にならんということが私も中央の運輸省の偉い人とかいろいろな人の意見を聞く中でわかってきたわけですね。  10年前に運賃値下げの会の話も、私は北対協のほうはいいから、そっちでやられるならどうぞというようなことでやられた。その辺のいきさつの最初はね、つくる最初のところで私の家にもお見えになった議員の方もおられて、わかっているわけです。  私自身の考えは、今若井さんが言っているように、5%をやるのに今度6億円ですから、京成並みの50%をやるのに60億円要るわけですよね。元利均等で、昨年が57億円で、今年度が59億円で、ほとんど60億円ですかね、金利と元本とで、両方で払っていくわけでしょう。25年から30年でまだまだずっと払い続けなきゃいかん。800億円あって、今もう現金が六十何億円ぐらいしかなくなっているんだろうと思いますけれども、どんどん減っていくわけです。また京成から借りてこなきゃいかんという、非常に構造的なところにあるんで、じゃあ、その金を旧鉄建公団のあれもこの間事業仕分けで随分と余剰資金があったというんだから、じゃあ、それの余剰資金で買ってもらえばいいじゃないかという話は誰でも気づくし、随分前から検討されているけれども、それなら、それじゃあ東葉高速も買ってくれと言うし、全国幾らあった、1兆円の単位で要るわけですよ。東葉高速は3,000億円ですからね。だから、そんなことは誰でもわかっているんで、そう簡単にできないわけでしょう。53億円のURの分だってなかなかチャラにしてもらうというわけにいかないわけです。  その辺のところをどうするかというところから、これはそういう要求型じゃなくて、自分たちで、自助努力で、かつてケネディが国のために、国に何をしてもらえるかじゃなくて、国のために何をできるかという発想でね、これは49年前かな、昭和36年ですかね、言うのを私は大学生のときに聞いて、非常にそれなりに感激をしておるんですが、そういう自立するといいますかね、そういう発想でまちづくりをやっていくと、沿線開発をやっていこうと、地域活性化をやっていこうというところで、この利用促進会議には非常に期待をしているわけです。  そこへどんどん提案をして、今たまたまそういうカジノ合法化法案も出ている。知事はそういう考えに前向きになっている。空港及び空港周辺というところがみそなんですね。それをしっかりやってくれれば、この沿線に持ってこれるわけですよ。ぼやぼやすると千葉の方向へとられたら、ここへ乗客は増えないんですよ。  だから、私は市長は頑張らなきゃいかんと言っているわけです。隣の山崎山洋市長とも力を合わせ、その隣の小泉市長とも、今度選挙になるか、力を合わせて、沿線もそれをバックアップして、鎌ヶ谷の市長も市川、その運賃値下げのこの合意はそこへ広がっていって、知事をバックアップして、空港の中じゃちんまい話ですから、空港周辺で、ちょうど印旛日本医大のところは95町歩あるんですよ、印旛中央地区でね、あのあたりを、例えばですよ。あるいは、北印旛沼を、私が昔から言っているように、2mしゅんせつしてとかね、取っ手を出して、そこへ3階建て、4階建てのホテル兼用の船をつくって、グレース・ケリーさんみたいな人に来てもらってというような感覚で、噴水をぱっと上げて、夜はライトアップすれば七色になっちゃうわけで、そういうスケールで、たかだかあれは2,000億円ぐらいなんですから、それはやるとなれば1兆3,000億円はシンガポールですから、そういう構想でいくんですよ。そして、あと2年後に東京スカイツリーというのはほんとうに540万人、3,000億円の集客という、波及効果ということになっているんですから、そのスケールでものを考えてもらいたい。「くらし先進地」もいいんですよ、子育て支援も非常にいいんですが、悪いとは言っていないんですが、それだけじゃだめだと、市長。成長戦略をもっとやって、森田さんも芸能界出身だからいろいろなことを考えるわけで、それをしなければ、今はある、この間アルファベットの26ほどをぱーっとやって、出している、いろいろなデータをやっているんですよ、ゲーミングとノンゲーミングで。カジノといったって20%から25%ぐらいなんですよ。あとはホテルだとかエンターテイメントだとか、国際会議だとかショッピングだとかね、そういう総合施設で考えるわけ。だから、私は第3ディズニーを引っ張ってこようと。大塚さんだって、カジノが来れば別だということを私とは話を小1時間しているんですけれども、昔言っているんですよ。それ以外は一切考えないけれども、カジノが来ればそういうことに合わせて考えていくことができるという話があるわけで、要は、市長にそういう考え方になってもらいたい。  そのためには、これは10人の議員がずっと反対したらそれはできなくなるんですよ。だから、何としてでも10人に何とかなってもらって、その合意を、利用促進協議会をつくって、そういうのを提案して、みんなでこの地区にそういう状態を持ってくることができれば運賃が安くなるんですよ、そういうことを言っているんですけれども、いかがですか、ご意見は。 363 ◯長野紘一議長 横山市長。 364 ◯横山久雅子市長 今大変壮大な構想をお聞きいたしました。私も成田新高速鉄道の開業というのはこの地域に非常に大きなインパクトを与える事柄だというふうに捉えておりまして、中でも合意に基づく利用促進協議会の設置というのは、具体的に北総線の利用者を増やす、そして、将来的には北総鉄道株式会社及び京成電鉄の収入増がもたらされる、そのことによって運賃値下げにさらに向かっていく可能性を秘めているというふうに捉えているところでございます。  通告をいただきまして、総合リゾート施設の誘致ということについての質問でございますけれども、鉄道利用者の増加、近隣の地域経済の発展に総合リゾート施設の誘致というのは大きく寄与するものであって、利用促進協議会の中においても検討のテーマになっていくものというふうに捉えているところです。 365 ◯多田育民議員 終わります。 366 ◯長野紘一議長 以上で多田育民議員の一般質問を終わります。  暫時休憩をいたします。  再開は16時。                午後  3時44分  休 憩   ─────────────────────────────────────────                午後  4時00分  再 開 367 ◯長野紘一議長 休憩前に引き続き会議を再開します。  3番、影山廣輔議員。 368 ◯影山廣輔議員 質問の前に通告書のほうでちょっと修正をしたいんですけれども、よろしいでしょうか。  質問事項1の上から3列目、「陳情が可決及び採択なされました」と書いてありますが、「主旨」の2文字が抜けていましたので、こちらのほう修正したいと思いますが、よろしいでしょうか。「主旨」の2文字が抜けていたと、主旨採択。 369 ◯長野紘一議長 そのように修正を認めます。 370 ◯影山廣輔議員 ありがとうございます。  では、受付番号第10番、議席番号3番、影山廣輔、通告に従い2つの質問をいたします。  まず第一に、北総線運賃問題の今後について。  先の議会において、北総線運賃値下げ支援補助金2,600万円を削除する修正予算案並びに白井市独自の通学定期助成制度創設を求める陳情が、修正案の可決及び主旨採択がなされました。  市ではこれを受け、今後どのような対応を行うのか伺います。 371 ◯長野紘一議長 横山市長。 372 ◯横山久雅子市長 陳情に対する今後の対応等についてお答えをいたします。  3月議会におきまして提案いたしました北総線運賃値下げ支援補助金が削除されましたが、市といたしましては、合意を実施できないことは市民生活に大きな影響を与えるものと考えております。合意の実施には通学定期の25%値下げが含まれており、陳情者が求める助成内容が確保されることになりますので、北総線運賃値下げ支援補助金を補正予算案として提案させていただいており、市単独での助成については考えておりません。 373 ◯長野紘一議長 影山廣輔議員。 374 ◯影山廣輔議員 まず、市長はしきりに市民の前で、議員1人1人に理解を求めるという言い方を散々なされてきました。先ほどから柴田議員、永瀬議員、それぞれ質問していますけれども、私のほうにも当然全協のほうに姿をあらわさなければ、個別で、電話でやってくるような、そういうこともありません。今のところ私のところにも。多分ほかの議員の皆さんもそうでしょうね。その個々の議員の説得といいますか、それは一体具体的に何をやりたかったのか、全然見えてこないのです。市民にそういうふうに公言している以上、何かをなさるのかなと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 375 ◯長野紘一議長 横山市長。 376 ◯横山久雅子市長 通告の範囲でお答えするのが議会の中での誠実なやり取りだというふうに考えますが、今質問いただいた件につきましては、先ほどからの質問の経緯もございますので、お答えさせていただきたいと思います。これからも1人1人お話をさせていただくつもりでおります。 377 ◯長野紘一議長 影山廣輔議員。 378 ◯影山廣輔議員 その件はそれで置いておきましょう。  では、「みんなの願い北総線運賃値下げ、合意がなければ値下げゼロ」とか、あるいはという、このチラシですね、あるいは、広報などでしきりに市民の皆様にいろいろとお知らせをしているわけですが、皆さんの疑問、質問の中で、具体的なところをいきますと、この裏面で、「また、県、沿線自治体、鉄道事業者との信頼関係を損ない、今後の運賃値下げの取り組みが大変困難となります」、あるいは、「さらなる値下げは県や沿線市と協同で」と書いてあります。この信頼関係ということをしきりに強調されています。沿線自治体はともかくとして、鉄道事業者、あるいは、県との信頼関係、こちらについてどうお考えになるのか。その信頼関係というものの根本には一体何があるのか、市長のお考えを尋ねたいと思います。 379 ◯長野紘一議長 横山市長。 380 ◯横山久雅子市長 通告を受けておりませんが、先ほどからの質問の範囲で質問が繰り返されておりますので、答弁をいたします。  信頼関係ということは、そのことはぜひ理解をしていただきたいんですけれども、運賃問題というのは大変、運賃値下げというのは言葉としてはいろいろな考え方がとれるわけですが、実態、これを実際に行おうとすると大変難しいことでございます。相手は行政ではなくて民間事業者です。そして、国の認可事項でございます。その中で、今回わずかだけれども、値下げの合意ができたというのは、やはり沿線自治体の協力があって、県がこれをまとめて、鉄道事業者と交渉ができたということによるものだというふうに私は考えております。ですから、白井市単独では決して交渉はできなかったものだというところに立脚をして、信頼関係が大事であるということで、何としてでもこの信頼関係を崩すことなく、さらなる値下げに結びつけていきたいと思っているところです。 381 ◯長野紘一議長 影山廣輔議員。 382 ◯影山廣輔議員 今後の対応を考えていく上で、信頼関係を結べる相手かどうか、真に信頼関係が持てる相手かどうかというのを見極めることも大切なことと思われます。沿線自治体、共通の利害を持った印西市とか、そういったところはともかくとして、例えば鉄道事業者との信頼関係というのがありました。これを信頼を損なわないという言い方をされますが、じゃあ、逆に相手は信頼に値するような行動をとってきたかといいますと、そうですね、過去のいきさつを考えますと、これまでとりあえず税金を出してくれ、出してくれということをしきりに言いながら、じゃあ、実際の運賃スキームはどうするのか、そういったことを最後まで明らかにしないで、今年の1月になってからそういう内実がだんだんと暴露されるようになってきたわけです。運賃問題、近距離激高のメタボ運賃であるとか、あるいは、不公正な線路使用料の問題とか、そういったことが後出しジャンケンのように出されてきたわけです。そういったところとの信頼関係というのは根本的に結ばれていけるのかどうか、そこのところをどうお考えかお尋ねしたいと思います。 383 ◯長野紘一議長 横山市長。 384 ◯横山久雅子市長 通告の範囲とは考えておりませんけれども、お答えをいたします。  鉄道事業者が今回の合意に関して信頼に足り得るかと、今後もその信頼関係を持続するべき相手かどうかということでございますけれども、私は信頼がなければ、信頼関係を結んでいきたいと考えているところでございます。  7月17日、合意に基づいて鉄道事業者は値下げをするわけです。このことは、鉄道事業者として、もちろん私たちから見ればもっと値下げをしてほしいという思いはありますが、1つの合意ということに基づいて確実に値下げをしたということは、信頼に足り得る相手ではないかというふうに思っているところです。  線路使用料の関係につきましては、後出しジャンケンというような言葉がありましたけれども、私も線路使用料の仕組みのこと、合意を結んだ後で、運賃認可がされた後で日々明らかになってきたところはございますけれども、それらのことと、当初から京成が言及していたことというのは、必ずしも相違があるわけではありません。線路使用料の取り決めについて、疑問や、それから、不満はありますけれども、しかし、国の認可事項であって、国の認可事項においては、鉄道事業者はきちんとデータを出し、総括原価方式にのっとって運賃と線路使用料が国の中で認められたという事実がございますので、そのことは私は信頼できない相手とみなす要因にはならないと考えております。 385 ◯長野紘一議長 影山廣輔議員。 386 ◯影山廣輔議員 これから国の認可自体に裁判が、訴訟が訴えられるような状態のときに、国が決めたから、国が決めたら何でもオーケーなのかというと、そうではなくて、やはり市長が市民の代表として自分の頭で考えて判断していただかないと困るんじゃないかなと私なんかは思うんです。選挙のときは市長を応援してはいましたけれども、まさかここまで自分の考えでいかないというのはちょっと予想外だったんで、いささか残念な感じはします。  では、もう1つの主体、県のほうですね。こちらも信頼関係を強調されていますけれども、今の国が決めたからという言い方からしますと、信頼関係というよりも主従関係かというような見方もできないことはないと思われますけれども、そういう関係がほんとうに正しかったのか、信頼に値するのが正しいのかどうか、今後の対応ということを考える上で、相手方の性質、相手方の立ち位置というのを見極めることはとても大切なことだと思います。  では、これもまた過去のことを振り返ってみましょうか。これまで市長は情報公開をしてきたとおっしゃっていますね。確かに市長のマニフェストの中でも、「聖域のない情報公開を行います、知りたいことは情報公開請求してなどという姿勢は言語道断です」と、こう書かれています。では、それに対して、県は昨年の冬、1月、2月、初めのころから何をやってきたか。交渉の過程を住民に一切明かさず、議会にも報告する機会が与えられず、8月になってやっとそういう話が出てきた。それも、何ていうんですか、一部マスコミ、あれは朝日新聞の千葉版でしたかね、そういうところにこそっと5%ぐらいじゃないかという情報がリークされて、そういうようなことをやっている。実際に調印を決めてほしいという会議の日程でさえ、2日前、前日、そういうぎりぎりのばたばたしたときに切り出して、こちらに考える時間を与えようとしない、そういう態度をこれまで繰り返し繰り返しとってきました。  こういった対応は、ほんとうに県は、「信頼関係を損ない、今後の運賃値下げの取り組みが大変困難となります」と書いてありますが、それ以前に信頼足り得る存在でありましたでしょうか、そこのところ、市長の見解をお尋ねしたいと思います。 387 ◯長野紘一議長 横山市長。 388 ◯横山久雅子市長 今の問題についても通告の範囲ではないというふうに判断をいたしますが、お答えをいたします。  県に対して信頼感を持っているかどうかということですが、私は自分が気に入らないから相手を信頼しないというようなことは、それは政治家としてとるべき考え方ではないというふうに思います。今回の交渉というのは、先ほども申し上げましたが、白井市がいくら頑張ってもできるような交渉ではありませんでした。県が沿線の自治体をまとめ、沿線の自治体もみんなばらばらでございましたけれども、それをまとめて、そして、鉄道事業者に対して値下げを迫っていったと。その考え方としては、値下げによる減収をみんなで補填をするという考え方でございましたので、反対する議員の方はそのこと自体にもう反対をされていたわけでございますけれども、私はこの交渉のやり方を見ていまして、市としてはもちろんいろいろな意見を申し上げましたが、自分の市の考え方が通らないからといって、それではもうその交渉から逃れて、今回の値下げはしなくていいですというような姿勢はとらなかったわけでございます。  県の情報公開のことについては、議員の方々にはなかなか情報を公開することができない事態がありまして申しわけない気持ちは私としては持っておりますけれども、それでも途中からはほぼ沿線の自治体の考え方がまとまった時点では、皆さんにお示しをすることができたわけでございます。  ですから、県に対しての信頼という点においては、今回非常に鉄道事業者がかたくなな姿勢を示す中で、最後まであきらめないで交渉をした。何としても値下げをするという意思を強く持って交渉してもらったということについては、信頼をしているところでございます。 389 ◯長野紘一議長 影山廣輔議員。 390 ◯影山廣輔議員 今後どのような対応を行うのかということで、その前提条件として信頼足り得る相手かどうかというのはとても重要なことです。何度も申し上げますが。  その上で、利用促進協議会の設置が決まっておりと書いてありましたが、先ほど多田議員のお答えでは、何かそれが決まっていないらしいという話があったので、この内容に即して、じゃあ、今後利用促進協議会というのはどうなっているのか、ちょっと正式にお答えをいただきたいと思います。 391 ◯長野紘一議長 横山市長。 392 ◯横山久雅子市長 通告の範囲外でございますけれども、お答えをいたします。  利用促進協議会の設置についてどうなっているのかということでございますが、合意の3項目めに利用促進協議会の設置が入っておりまして、合意が履行されればこれは直ちに設置されるものというふうに考えております。  現在千葉県において、事務局の立ち上げに向けた準備をしており、できるだけ早く設置したいというふうに聞いておりますが、白井市における合意の履行が待たれているものと考えております。  以上です。 393 ◯長野紘一議長 影山議員、先ほどから質問要旨に沿っての質問をお願いします。  影山廣輔議員。 394 ◯影山廣輔議員 質問要旨、どのような対応を行うのかということで、対応の前提条件とかもありますので、そこら辺を含めて質問しているところであります。  ちょっと話を戻しますけれども、県が信頼に値する存在かどうかというのは、やはりとても私の中でずっと去年の夏ごろから引っかかっていることなんですね。そういう、9月5日の時点の会議の強引なやり方、奇襲攻撃といっていいぐらいのものでした。あのときは全協で、私たちはせめて補助金ではなく出資にしてほしいということを言っていまして、市長はそれで頑張りますという言い方をされましたが、それも折れまして、ほとんど京成の言い分を丸飲みするような形になってしまっている。それも、昨年の9月から判を押す11月まで時間がほとんど数カ月しかない。それで考える時間があったというふうに言われるのはちょっと抗弁にもほどがあるかなと思われる、そういう時間的に切羽詰らせるようなことをわざとやっている。  それだけではありません。千葉県の職員が住民から、何ていうんですか、北総線に関して、我々はそういう5%値下げを望んでいないという電報を首長あてに送ったんですけれども、それを職員が手元にとどめておいて届けないようにしたという、ちょっと犯罪まがいの話もありましたね。  そういったことをやるような相手が果たして社会的信用に値する存在なのか。これは職員1人の話なんで、組織全体がどうかとまでは言いませんけれども、そういうところは市長もたしか電報の送り先の相手になっていたんで、どういうことをなさっていたのか、千葉県が、わかると、ご存じだと思いますけれども、それでもなお千葉県を信用できるとお考えになるのか、お尋ねしたいと思います。 395 ◯長野紘一議長 横山市長。 396 ◯横山久雅子市長 9月5日の時点でのことでございますけれども、影山議員のほうから事例を出して、それでも県が信頼に足りるのかということでございましたが、私は信頼に足るというふうに考えています。 397 ◯長野紘一議長 影山廣輔議員。 398 ◯影山廣輔議員 すみません、説明がちょっと足りなかったものですから、傍聴さんもいるのでもう少し具体的に言ったほうがよろしいですかね。  具体的なことを申しましょう。その電報ということは、会議の前日の4日の晩ですね。市民有志の間で、5%値下げは納得していないという意思表示をすべく、会議の会場となっているホテルに電報を届けようという話が持ち上がっていました。それで、各首長、県知事と6市長2村、9名あてに電報を送ったわけです。電報というのはいわゆる信書ですね。その内容は、「政権が交代するこの時期に、住民意向に満たない5%程度の運賃値下げを、知事をリーダーとする沿線自治体首長が要請することに強く抗議する。住民要求はあくまでも京成並みへの運賃引き下げであることを強く訴える」という電報を送りました。送り主というのはその晩たまたま集まった市民有志、私もいたんですけれども、その日の晩はたまたま駅前のケーズデンキの建設の問題で説明会があって、一般市民とかが集まっていたんですね。その間で、こういう声を首長に届けようということで、電報を打ちました。前日の晩です。  翌朝、電報は会議開催前に会場ホテルのフロントまで届けられ、フロント係が会場の入口付近で県の交通企画室所属の職員、副主幹クラスです、これに手渡されました。ホテル関係者が証言しています。その後事件が起きたわけですが、このとき、会議が終わった後、電報が届けられたかと確認したら、それが首長のもとに電報が届けられていないと。一体どういうことなのだと。そういうことで、いろいろ確認の電話をしましたら、その県の職員から後で申しわけありませんと、謝りの電話を入れてきたんですけれども、他人あての信書ですね、これは、電報、それを隠してまで、県民の声を首長に届けるのを妨げようとする。信書を隠すということは刑法違反の疑いすらあります。刑法第263条信書隠匿といいますけれども、県の職員がそういう疑いのあるレベルまで、そういうことまでやって、住民の声を封殺する。それをよしとするというのが横山市長のお考えなんでしょうか。住民参加の市長のお考えなんでしょうか。  ちなみに、電報はその後ホテルのロビーまでは届けられなかったんですけれども、一番遅いところで松戸市のところに5日後に届けられたという話は聞いております。電報を出して5日もかかってしまうとは、一体どこの後進国の話なんでしょうかね。普通考えられないような事態です。千葉県は不思議なところです。  そこら辺を踏まえて、市長、どうお考えか。県がほんとうに信用に値するところと考えるかどうか、お尋ねしたいと思います。 399 ◯長野紘一議長 時計をとめます。  再開します。  横山市長。 400 ◯横山久雅子市長 今言及のあった事実について、市民の名前で私にも電報が出されておりまして、影山議員からは、千葉に向かう朝の車の中に、10時に電報が着くので、電報が着くのでではなくて、ハプニングが起きるからというような、あることが起きると。私はそれは何かというふうに尋ねたんですけれども、お答えはなかったわけでございます。  会議は9時半から始まりました。沿線6市2村の首長と知事が一同に集まって、最初、記者会見の後に記者の方々に外に出ていただいて、扉を閉めての会議が9時半から始まったわけでございます。10時に何かが起きるということについて、私としてはホテルの外ででもデモ行進があるのかというふうに勝手に想像していたわけですけれども、会議が始まりましたら、大変真剣な会議でございまして、私も議員の方々から託された、絶対出資でという思いを会議の中で発言をして、そのことに対して、市川の市長などが賛同してくれて、この会議でみんなの意見の調整の場であるのだから、出資ということを取り入れようというような話し合いがされ、ほんとうにみんな真剣な状態で会議をしておりましたので、すっかり10時に何かがあるということについては忘れておりました。  それで、また帰りの車の中で、影山議員に対して何があったのかと電話をかけたわけですけれども、そうしましたら、電報が届いたはずだということでございましたので、車で途中まで帰ってきておりましたけれども、急いでホテルのほうに引き返して、私自身はその電報を受け取りました。  その中には、先ほど影山議員がおっしゃったような文言が書かれておりました。差出人は北総線の運賃値下げを実現する会の会長名だったというふうに記憶をしております。もし間違ったら指摘をしてください。  そして、その後のことについては、ほかの首長に対してどうしたのかということについては、私のほうはそこまでは明確に知っているわけではございません。  そのことに対して県は信頼に足るかという問いかけをされたときに、私が思うには、県の担当の方は、そういうふうに首長を集めての会議が行われる場で、いつの時点で電報を受け取ったのかわかりませんけれども、いろいろ判断に困ったこともあったのではなかろうかというふうに思います。  信書であるから首長に全て渡すことができなければ、それは法律違反である、そのように捉える考え方も当たっているかもしれませんけれども、私はその会議に参加した首長の1人としては、非常に会議そのものは真剣に行われて、それぞれの自治体の、それこそ公金支出にかかわるものでしたので、大変真剣な雰囲気の中で会議が進められていたということを考えますと、そのことをもって信頼を失う、県に対しての信頼感がなくなるというようなことは申し上げることはできません。 401 ◯長野紘一議長 影山廣輔議員。 402 ◯影山廣輔議員 これは会議の真剣さとかいうのは関係ないと思われますけれどもね。といいますのは、電報ですから当然名前も書かれている。ついでに、場所も書かれていたんですが、その会場のホテルの部屋の名前だったんですけれども、そういう場所も指定されている。個人の名前も指定されてている。こういうものを渡さないというのは重大な反社会的行為だと思うんですよね。それを一職員がやって、しかも平気でいられるというのはどういう組織なのかなと、私は疑問に思うところです、ものすごく。  この件に関しましては、実は2月の時点で千葉県中央警察署長警視正のところまで持っていっている。告訴状は提出されていますので、一応念のため申し上げておきます。  これでも評価できない。これ仮に法律違反かどうかというのを抜きにしても、そういった住民の声を隠そうという姿勢ですよね。政治的な姿勢、それが市長とどのように合致するのかどうか、そこがわからないのですよ、私には。そこのところをどうお考えですか。
    403 ◯長野紘一議長 影山議員、今後どのような対応を行うのか、それを中心に質問をお願いします。 404 ◯影山廣輔議員 じゃあ、この質問でちょっとまた戻しますので。 405 ◯長野紘一議長 横山市長。 406 ◯横山久雅子市長 今影山議員のほうから一連の住民としてなのか、あるいは、議員としてなのか、県への働きかけを行ったけれども、それが成就されなかったということについて、隠そうとしたのではないかというようなことについて、私のコメントを求められておりますけれども、私は事態の、そのときの、議員が何をされようとしたのか、市民の方々の思いが、何をその会議の場で、何を目的としてそれをされたのかというのが、私としてはあまり理解をすることができませんが、隠そうとしたのかどうかということについても、私がその電報を影山議員に電話をかけて、私自身も受け取ることを忘れておりましたので、取りに帰ったときには、職員の方は大変申しわけないというようなことで渡された経緯がございます。隠そうとしたのかどうかということについては、私としては判断ができません。 407 ◯長野紘一議長 影山廣輔議員。 408 ◯影山廣輔議員 それでは、じゃあ、この話はこの辺で終わりにさせていただきます。  この北総線運賃問題にかかわる面会についてという、この文章がございますね。これも今後の対応の一環ということで足を運ばれたんだと思われますが、この中で、先ほどちょっと柴田議員の質問のときに気になったことがあったので聞きたいんですけれども、「合意の履行は当然であり、ほごは考えていない。政治生命をかけて履行する」そういう言い回し、ここの下りですね。ここの答弁について、社長のほうが、「完全履行は非常に重い責任であり、市長だけ履行できないのは大問題で、政治生命をかけて履行願いたい」と言われたから、「合意の履行は当然であり、ほごは考えていない。」というふうに返したと聞こえましたけれども、それはほんとうでしょうか。政治生命をかけて履行してほしいと社長が言ったから、そのように市長はお答えしたということですか。 409 ◯長野紘一議長 横山市長。 410 ◯横山久雅子市長 質問項目の中に含まれていない問題でございますが、先ほどと同じ質問でございますので、お答えをさせていただきます。  私は北総鉄道の訪問は、白井市の現状をお伝えをし、そして、市としての方針をお伝えをするということでございまして、市としては何としても議員の方々に理解を願い、そして、合意の履行を進めていきたいということをお伝えしたわけでございます。ですから、社長から言われたからオウム返しに答えたということではありません。 411 ◯長野紘一議長 影山廣輔議員。 412 ◯影山廣輔議員 オウム返しではないとおっしゃるなら、当然政治生命をかけてという言葉は、先ほどから散々言われるように、市長ご自身のお考え、政治生命ということは当然通らなければ市長を辞めるぐらいの覚悟はあるというふうに解釈されると多田議員が先ほどから質問しておりますけれども、当然それだけの言葉なんですよね。自分の言葉ということですよね。もう一度確認したいと思います。 413 ◯長野紘一議長 横山市長。 414 ◯横山久雅子市長 言葉じりを捉えるような質問が繰り返されておりますけれども、政治生命をかけるというのは、それだけ重い決意であるということでございます。 415 ◯長野紘一議長 影山廣輔議員。 416 ◯影山廣輔議員 この1件に関しては、オウム返しではないという市長のご答弁なので、これまで首相官邸にはこれまでハトがいたけれども、ここには九官鳥かオウムがいたのかと思ったりしたんですけれども、自分の言葉ということなので、そういうふうに受けとめて、とりあえずこの件については終わらせたいと思います。  あと、今後市民にどうやって、これからもこういうチラシとか「広報しろい」を使っての宣伝、あるいは、先ほどから、ご自身が駅頭に立って、何ですか、議員のチラシを配っていたという話が先ほど多田議員が言いましたけれども、私自身はそれを直に見ています、朝の駅頭で。たまたままいたということですけれども、どうですかね、特定の議員のチラシをまく、それも、まくほうもまくほうなら頼むほうも頼むほうだなという気もしないでもないですが、今後どういった市民への周知を、対応の一環として、まだまだこのようなことを続けていかれるのかどうかお尋ねしたいと思います。 417 ◯長野紘一議長 横山市長。 418 ◯横山久雅子市長 これからも広報等は続けてまいります。 419 ◯長野紘一議長 影山廣輔議員。 420 ◯影山廣輔議員 そろそろ時間も足りなくなってきたので、次のバスの話にちょっと移りたいと思いますので、今回この質問項目第1、北総線運賃問題の今後については終わらせたいと思います。  循環バス「ナッシー号」の9月改定についてに移らせていただきます。  今や市民生活において大きな助けとなっているナッシー号ですが、今年9月の運行改定でどの程度市民ニーズ、要望をくみ上げることができたのか伺いたいと思います。  まず(1)運行経路・行き先について、これについて市民ニーズをどのように、どこからどの程度くみ上げたのかをお尋ねします。 421 ◯長野紘一議長 伊藤総務部長。 422 ◯伊藤道行総務部長 循環バスの9月改定後の運行経路・行き先についてお答えいたします。  今回の循環バス運行見直しでは、市民意向を把握し、運行見直しに反映させるために、利用方法、運行方法、運賃、ルート等の7つの設問からなります循環バスアンケート等の調査を実施しております。  アンケートの「どこに行くときに利用していますか」という設問では、駅が最も多く、次いで、市役所、買い物、病院という結果となっていることから、運行経路の設定に当たっては、駅、市役所、病院などの主要な運行先を核として、効率的なルートを設定しています。  また、新たな運行先として、主には冨士地区から新鎌ヶ谷駅への運行、鎌ヶ谷総合病院への乗り入れ、西白井駅から工業団地へのアクセス向上などの要望に沿った運行内容となっております。  また、乗り継ぎ場所である市役所に加えまして、新たに西白井を乗り継ぎ場所として設定していることや、ルートの名称を東西南北に分けて、主要な運行先をわかりやすく表示するなど、利便性の向上を図っております。  以上でございます。 423 ◯長野紘一議長 影山廣輔議員。 424 ◯影山廣輔議員 これは前も質問したような気がしますけれども、再度新しい部長ということでちょっと質問させていただきます。  駅とか、市役所はここ1カ所しかないからわかりますけれども、あとほかに駅であるとか、漠然とした部分の要望ですね。そこのところをもう少し具体的にどう捉えたのかお聞かせ願います。   ─────────────────────────────────────────      ○会議時間の延長 425 ◯長野紘一議長 会議の途中ですが、本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめ延長いたします。   ───────────────────────────────────────── 426 ◯長野紘一議長 伊藤総務部長。 427 ◯伊藤道行総務部長 行き先についての具体的な把握ということでございますが、先ほどルートの設定に当たりましてはアンケートを行ったということでお答えさせていただいております。循環バスのアンケートにつきましては、7月7日から27日にかけまして、どこに行くときに利用していますかということでは、駅が最も多く44.8%でございます。そして、主な意見としましては、その中では、新鎌ヶ谷駅への本数を増やしてほしいというような声をいただいているところでございます。  それから、団体に対しますアンケートにつきましては、第一小、第二小、大山口小学校に行いましたところ、十分通学には配慮して運行を行っていただきたいという回答をいただいております。  また、福祉センターにつきましては、利用時間に配慮していただきたい。  また、商工会に行った部分では、運転マナーの徹底指導をお願いしたいというような調査結果を踏まえて設定しているところでございます。  以上です。 428 ◯長野紘一議長 影山廣輔議員。 429 ◯影山廣輔議員 運行経路・行き先についてはかなり若手の職員も頑張っていまして、随分こういった具体的な意見に耳を傾けながらそれなりの形はとれたのかなという気はします。  では、(2)番の運行時刻についてですけれども、こちら、例えば、じゃあ、まずご用意されているお答えのほうを、どの程度ニーズをくめたのかということで、お伺いしたいと思います。 430 ◯長野紘一議長 伊藤総務部長。 431 ◯伊藤道行総務部長 用意している答えのほうをお答えさせていただきます。  循環バスの9月改定後の運行時刻についてお答えいたします。  今回の見直しに当たりましては、循環バスの運行時間帯は現行とほぼ同じ午前6時台から午後7時台までの運行となっております。  各運行先への時刻については、循環バスアンケートでは、どの時間帯によく利用していますかという設問では9時から10時台が最も多く、利用者のニーズに配慮した時間設定を行うとともに、団体アンケートで要望のありました第一小、第二小などの登下校や福祉センターの利用時間に配慮した時刻を設定しております。  また、時刻設定に当たりましては、地域公共交通会議委員により実施した循環バス実態調査の結果を参考としながら、余裕のある時刻を設定し、市役所での待機時間を最低15分とるなど、安全で安定的な運行の維持に努めることとしております。  以上でございます。 432 ◯長野紘一議長 影山廣輔議員。 433 ◯影山廣輔議員 先ほどの(1)の行き先と(2)の運行時刻、この2つを合わせた形での質問をこれから行いたいと思いますが、行き先については新鎌ヶ谷がどうしても要望が多い、それについては、実際に走らせているんだけれども、新鎌ヶ谷まで行けるような路線範囲がまだまだ少ない。例えば白井駅前から発車していないじゃないかということで、今回は白井駅北口とか、そういったところが設定されて、空間的には広がりを見せている。  ただ、時間的にはどうか。今回時間を見てみますと、例えば朝の時間帯、新鎌ヶ谷8時台の前半でしたかね、現行ではそれぐらいの時間に新鎌ヶ谷に入っているんですけれども、今回は40分ぐらい遅れてしまう、遅くなってしまう。それについて、市の若手職員からは一度、何ていうのかな、朝早く、ちょっと7時前後ですけれども、ちょっと早めなんですけれども、その時間帯から新鎌ヶ谷とか、あるいは、鎌ヶ谷総合病院のほうに入ったっていいんじゃないかという提案があったと、私は地域公共交通会議の中で見ています。  この件について、例えばこれは半年ぐらいまえでしょうか、千葉ニュータウン中央に行く路線ですね、それを朝7時ごろ設定して変更したという実績がございます。そういうふうにして、ほとんど30分に満たない時間をつけ足すことでさらに利用が増大すると見込まれる、そういうところもあると思われるんですが、そこのところはどうお考えでしょうか。 434 ◯長野紘一議長 伊藤総務部長。 435 ◯伊藤道行総務部長 朝の通勤時間帯、通学時間帯、6時から7時台というのは、確かに新鎌ヶ谷駅への要望というのは強くございました。しかしながら、この時間帯につきましては、通学児童の便も確保しなければならないという事情もございます。そうした中でのルート設定ということでまず1点ご理解いただきたいと思います。  確かに地域公共交通会議分科会の中では西ルートの第一便の始発を早めまして、新鎌ヶ谷駅へ経由するような案も出されておりましたが、鉄道という公共交通機関がありまして、乗客を拾える地域が大松地区だけであるということ、また、鎌ヶ谷総合病院の受け付け開始時間が8時であるということからルート化されなかった経緯があるというふうに確認しております。  以上でございます。 436 ◯長野紘一議長 影山廣輔議員。 437 ◯影山廣輔議員 今の考え方で言いますと、病院に関しては8時から受け付けということは、予約待ちとか、予約待ちじゃないな、受け付け待ちというのは結構多かったりするんですけれども、そこら辺少しぐらい早くてもいいんじゃないかという気がします。  また大松だけということでしたけれども、これは例えばちょっと工夫すれば、特定じゃなくてなるべく広い範囲で人を拾うこともできます。例えば今度の南ルートですね、旧3系統の中でも、白井駅から西白井駅を経由して新鎌ヶ谷駅ロータリーまで入る、そういう部分があります。そこの折り返しだけを西ルートの最終案の上にかぶせるようにするとか、そういうふうにすれば広く拾えるという、そういうアイデアだって出そうと思えば出せるわけです。その辺、一度千葉ニュータウン中央駅を朝7時からやって、こちらはやらないのは何でかなと、鉄道があるからというだけではちょっと理由にはならないと思うんですけれども、そこら辺のニーズはちゃんと把握されていると思うので、このアイデアで何とかできないでしょうか。 438 ◯長野紘一議長 伊藤総務部長。 439 ◯伊藤道行総務部長 まず、千葉ニュータウン中央駅との比較の件で、中央駅でできたんだから新鎌ヶ谷駅についてもできないかということだったと思いますが、まず中央駅に配慮しました大きな要因としましては、白井駅と木下駅を運行しておりましたレインボーバス、木下線が平成21年3月31日に廃止された経緯がございます。このことによりまして、この路線を利用して我孫子特別支援学校に通っていたお子さんを、やはり通っている児童が通学できる算段を、手立てを講じるという、1つ大きな目的がありましたので、中央駅についてはその辺の配慮をして設定しているところでございます。  以上です。 440 ◯長野紘一議長 影山廣輔議員。 441 ◯影山廣輔議員 中央駅への配慮の背景はわかりました。しかし、それを新鎌ヶ谷駅ができないという理由には直接つながっていないように思われます。そこのところをちょっと考慮していただきたいと思います。  これはとりあえず要望として置いておきます。(1)、(2)を含めて。  (3)の民間他線との兼ね合いについて、こちらのほうもちょっとお尋ねしたいと思います。 442 ◯長野紘一議長 伊藤総務部長。 443 ◯伊藤道行総務部長 民間他線との兼ね合いについてお答えいたします。  まず、循環バスは交通不便地域の解消、高齢者の交通弱者の足の確保等を目的としており、民間路線との重複を避け、足りないところを補いながら運行することを基本としております。当然民間路線との重複の中には公共交通機関が整備されているところも包含されているというふうに解釈しております。  そのようなことから、循環バスの見直しに当たりましては、民間路線と重複するルートについては路線バスに影響が出ないよう、調整する必要がありますし、今回の見直しでは、西白井地区や七次台地区などが一部重複するルートとなるため、運行時刻や回り方を調整したところでございます。  以上です。 444 ◯長野紘一議長 影山廣輔議員。 445 ◯影山廣輔議員 一応ちょっとこれは確認のために質問したいんですけれども、今回のナッシー号の委託業者はどのように決まったのかを1つだけお尋ねしたいと思います。 446 ◯長野紘一議長 伊藤総務部長。 447 ◯伊藤道行総務部長 業者の決定ということでお答えさせていただきます。  まず、9月に行います運行業者の選定に当たりましては、安定的な循環バス運行を行うため、路線バス事業のノウハウを持つこと、一般乗合旅客自動車運送事業者であること、緊急時の対応を速やかに行うことが可能な事業所が市内及び近接地にあること。公共交通機関を利用した移動の利便性、安全性の向上を図るため、バス共通ICカード取扱事業者であること、4つの条件を選定の理由として選ばせていただいたところ、4社指名しまして、最低価格の事業者と決定しているところでございまして、ルートにつきましては、契約につきましては2つに分けておりまして、1つはちばレインボーバス株式会社、もう1つは船橋新京成バス株式会社ということになっております。  以上です。 448 ◯長野紘一議長 影山廣輔議員。 449 ◯影山廣輔議員 従前どおりの業者に落ち着いたと、結果的にはそういうことになりますね。ただ、ちょっと選定のことについてだけお尋ねしますけれども、選定のとき、2つの会社で結果的には沸けるような形になっていましたけれども、ほかの業者に対して見積もりですかね、してもらうときに、そういう、半分でいいよとか、あるいは、4ルート全部やってくれとか、そういう条件は同だったんでしょうか。 450 ◯長野紘一議長 伊藤総務部長。 451 ◯伊藤道行総務部長 もともと2本に分けまして、それぞれにつきまして4社に見積もりの提出をお願いしました。しかしながら、それぞれ2社につきましては2つの契約とも辞退という申し出でございました。  以上でございます。 452 ◯長野紘一議長 影山廣輔議員。 453 ◯影山廣輔議員 ちょっと辞退したある企業に聞いたんですけれども、そのときは、何ていうのかな、4つ全部で幾らになるのか、どういう用意ができるのかというふうに問い合わせがあったと言われました。4ルート全て一括、車両は4台、予備を含めてそれ以上かもしれませんけれども、それよりも人の張りつけ、運転手の張りつけというのがとても大変なわけですよね。それがもし仮に半分だったらちょっとは事情が違ったんじゃないのか、そういうふうにも感じるところはあります。そこのところ、見積もり合わせの問いかけをしたときの設定条件、それが4社とも同じであったのかどうか、そこのところを再確認したいと思います。 454 ◯長野紘一議長 伊藤総務部長。 455 ◯伊藤道行総務部長 設定条件につきましては、現在と同様にルート別に2社による運行ということで、見積もりのほうの提出をお願いしております。議員がどの事業者から確認しているか不明でございますが、4ルートまとめてという形での見積もりは、市のほうからはお願いしていないはずでございます。  以上です。 456 ◯長野紘一議長 影山廣輔議員。 457 ◯影山廣輔議員 この件についてはとりあえず水かけ論になりそうなので、この辺で置いておきます。  さて、民間他線との兼ね合いという点で、今現実に白井市の中を走っているバス路線、運行している路線の業者が受け持つことになったわけですけれども、そうなりますと、ほとんど独占という言い方は悪いですけれども、そういうふうに他路線とナッシー号と重なって走らせているわけですから、競合も何もないような気がしますけれども、それよりも、だったら同じ業者であるならば、運行において整合性をもっと持たせてもいいんじゃないかなという意見もあります。  例えば、七次台から西白井駅へ行くときに新京成のバスが来た。その数分後にまたナッシー号が来たと、意味がありますかという話ですね。さすがにこの新京成の路線は1時間ごとに来ていますので、30分間を空けて入れろというのはさすがにちょっとタイトな話かもしれませんが、それにしても数分間隔で来るというのはちょっとどうかなと思われますし、新鎌ヶ谷駅からこちらに向かう便についてはわりとすぐれた設定にはなってきているのかなと、従前では17時ごろには大きな穴が開いていて、民間路線もナッシー号も来ないじゃないか、1時間半ぐらいという声もあったので、その点はいいと思うんですけれども、例えば新京成のニュータウン七次台、ナッシー号で言えば七次台3丁目の時間ですね、それが10時45分に七次台、新京成が来たら次は10時50分、5分ぐらいしか間がなく来てしまうと。行き先が新鎌ヶ谷と鎌ヶ谷大仏と、最後の行き先は違えども、それにしても西白井駅の近くで降りたいと言う人には何の意味が、これはちょっとここら辺の調整はできなかったのかと、同じ業者なんだからやってもいいような気もしたんですけれども、そこら辺はどうなっていたでしょうか。 458 ◯長野紘一議長 伊藤総務部長。 459 ◯伊藤道行総務部長 まず、市内に走っております路線バス2事業者が市のほうからの委託事業者になるんだから、その間の調整が図れないかという点でございますが、やはり路線バスにつきましては、それぞれ路線バスとして採算性をとった上で、市としましては長期間その路線を堅持してほしいというのが前提となります。そういった意味では、その調整をとることによって出てくるマイナス面というものもある程度考慮せざるを得ないかというふうには考えるところでございます。  そして、議員からご質問のございました七次台でのバスの調整という部分につきましては、現行では7時台の便が近い時刻で運行していたんですが、今回の見直しの中では近い時刻にならないようにということで、これはルートとの整合性も全部考慮した中での、できるだけの配慮はしているところでございます。
     以上でございます。 460 ◯長野紘一議長 影山議員。 461 ◯影山廣輔議員 その配慮のおかげで随分8時25分ですか、最初が、ちょっと朝いささか遅いかなという、もう1つ頭に1本ぐらい入ってもいいような気もすることに逆にはなっているんですけれども、それは置いておきまして。 462 ◯長野紘一議長 影山議員、時間が来ております。 463 ◯影山廣輔議員 すみません。じゃあ、これで終わりにしたいと思います。失礼いたします。 464 ◯長野紘一議長 以上で影山廣輔議員の一般質問を終わります。  これで本日の一般質問を終わります。通告のありました古沢由紀子議員、山本 武議員、鳥飼博志議員、岩田典之議員の一般質問は11日に行いますので、ご了承願います。   ─────────────────────────────────────────      ○散会の宣言 465 ◯長野紘一議長 以上で本日の日程は全部終了しました。  11日金曜日は午前10時から会議を開きます。  本日はこれで散会します。  ご苦労さまでした。                午後  5時02分  散 会 Copyright © Shiroi City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...